人気ポテチの菊水堂、パルシステム埼玉で限定300袋を販売 なくなり次第終了 助け合いで生まれた味

さいたま市浦和区の「ぱる★てらす」で販売中の「キクスイドーのポテトチップス」(パルシステム埼玉提供)

 生活協同組合パルシステム埼玉(埼玉県蕨市)の組合員活動施設「ぱる★てらす」(さいたま市浦和区)で7日から、障害のある子どもたちも栽培に加わったジャガイモを使った「キクスイドーのポテトチップス」(60グラム)を販売している。限定300袋(1袋200円税込み)で、なくなり次第終了する。

 親子の情操教育支援を目的に、障害者と健常者が共に活動し協力し合うノーマライゼーションを目指す「うりんこくらぶ」(久喜市、片野三代子代表)は、パルシステム共済生活協同組合連合会「ささえあい基金」の助成を受け、「タネからはじまるプロジェクト」を展開。親子農業体験の中でジャガイモの栽培を行い、今年は6月25日に収穫した。パルシステムの取引先で、ポテトチップスメーカーとして人気の菊水堂(八潮市)が、農福連携振興事業として製造した。

 同組合の樋口民子理事長は「『タネから始まるプロジェクト』は、個性を咲かす農福連携事業の取り組み。栽培から商品化、地域の団体とも連携されており、地域における助け合い、子どもたちの自立や体験としてとても意義がある」と話していた。

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