ロシア、測位衛星「GLONASS-K」を打ち上げ

【▲ GLONASS-Kを搭載したソユーズ2.1bロケットの打ち上げ(Credit: Roscosmos)】

ロシアは日本時間2022年7月7日、「ソユーズ2.1b」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「GLONASS-K」は予定されていた軌道へ無事投入されたことが、ロシアの宇宙ニュースメディアやロシアの元政府関係者がテレグラムで報じています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■ソユーズ2.1b/フレガート(GLONASS-K 16L)

打ち上げ日時:日本時間2022年7月7日18時18分【成功】
発射場:プレセツク宇宙基地(ロシア)
ペイロード:GLONASS-K(Global Navigation Satellite System)

GLONASS(グロナス)はロシアの衛星測位システム(※)です。第3世代となるGLONASS-Kは、2011年より打ち上げが実施されており、今回で4機目の軌道投入となります。なお、RussianSpaceWeb.comによると、すでに5機目以降の「GLONASS-K」や第4世代の「GLONASS-K2」も準備されているといい、2022年内に数機を打ち上げる計画とのことです。

※グローバルナビゲーションサテライトシステム(GNSS)は、アメリカの「GPS」、欧州の「Galileo」、中国の「北斗(BeiDou)」、日本の「みちびき」など、各国が打ち上げています。スマートフォンのアプリで対応している各衛星測位システムの信号を確認することが可能です。

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文/sorae編集部 速報班

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