プロ野球西武・隅田投手 母校にユニホーム寄贈 波佐見高で披露

隅田投手から贈られたユニホームを着用し、決意表明をする岩﨑主将(中央)=波佐見町、波佐見高

 プロ野球西武で活躍する隅田知一郎投手(22)が、母校の長崎県立波佐見高野球部(45人)にユニホーム30着を贈った。6日、東彼波佐見町の同校で開かれた全国高校野球選手権長崎大会の推戴式で披露された。
 同大会は7日開幕し、同校の初戦は12日。隅田投手が在籍した2017年以来の甲子園出場を目指している。
 同校によると、上着の内側に隅田投手の座右の銘「感謝無敵」が刻まれている。同校野球部のスローガンの一つで、「感謝に勝る能力なし」という意味。昨年のドラフト会議で西武に1位指名された後の会見でこの言葉を紹介した。
 式で部員らは真新しいユニホームに袖を通し、吹奏楽部の演奏に合わせて入場。永田英樹校長は「苦しい時に一歩を踏み出せるかが大切。その勇気を与えてくれるのは、みなさんの応援。すべての人が一体となる瞬間を感じてほしい」と激励した。
 岩﨑陽斗主将(3年)は取材に「軽くて着やすく、力になる。やってきたことを信じて、みんなを甲子園に連れて行きたい」と意気込んだ。


© 株式会社長崎新聞社