刃物男に拳銃で警告、現場には一般人も 容疑で男を逮捕、沖縄県警「適正な対応」

 沖縄県警は7日、沖縄市越来の住宅街で刃体約20センチのサバイバルナイフを所持していたとして、銃刀法違反容疑で沖縄市城前町の自称日雇い労務の男(61)を現行犯逮捕した。容疑者はナイフを手に大声を上げていたことなどから、臨場した県警地域課自動車警ら隊の警察官2人が所持していた拳銃を同容疑者に向け警告した。同課は「現場には複数の一般人がおり、危険が及ぶと判断した。適正な職務執行だった」としている。

 逮捕容疑は7日午前1時半ごろ、沖縄市越来の路上で正当な理由なくサバイバルナイフ1本を携帯した疑い。警察官2人は拳銃の引き金に指は掛けていなかったという。

 拳銃の扱いを巡っては石垣市内で6月16日、路上で包丁を所持していた男(46)に、八重山署員の男性巡査部長と女性巡査が拳銃を向け警告する事案が発生した。付近には高校生ら複数人がいた。

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