山口市民会館に自由に弾けるピアノが設置  7月20日にお披露目コンサートも

 

▲エントランスホールに置かれたピアノ

 誰でも自由に演奏できる「ストリートピアノ」が、山口市民会館(山口市中央2)エントランスホールに設置された。同施設を管理・運営する公益財団法人山口市文化振興財団によるもので、市民らがより音楽に親しみ、音楽を通じた交流が広がるなど、街の活性化を図ることが目的だ。    

 同施設に置かれたのはヤマハ製のグランドピアノで、7月20日(水)午後3時から一般に開放される。利用できる日時は、同施設の大・小・展示ホールが使用されない日の午前9時から午後5時までで、同施設ウェブサイト(http://yamaguchi-civichall.com/)などで確認することができる。    

 「市民文化の拠点として、多くの人が音色を響かせ、広く愛される文化施設であり続けたい」と、松田和寛副館長。    

 ストリートピアノの利用開始にともない、7月20日(水)午後2時から、山口市出身のピアニスト手嶋沙織さんによるお披露目コンサートが開催される。定員は当日先着100人(事前申し込み不可)で、入場無料。    

 曲目は「くるみ割り人形」より(チャイコフスキー)「モンタギュー家とキャピュレット家」(プロコフィエフ)「黒鍵のエチュード」(ショパン)「展覧会の絵」より「キエフの大門」(ムソルグスキー)など。    

 手嶋さんは、大内中、西京高、武蔵野音楽大学器楽学科卒業後、ロシアに渡りモスクワ音楽院を修了。国際モスクワ音楽オンラインコンクール1位など、数々の国際コンクールで上位入賞の成績を残している。ロシア連邦カルーガ州立タネーエフ記念音楽学校で教鞭を執り、現在はコンクール審査員、ロシア音楽講座開催、後進の指導を行う傍ら演奏活動を行なっている。    

 問い合わせは、同施設(TEL083-923-1000)へ。

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