新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は8日、市内に住む80代男性の死亡と、市内外に住む10歳未満~90代の男女873人の感染が新たに確認されたと発表した。市は840人の感染経路を不明としている。感染経路が判明している人のうち、家庭内感染は27人、陽性者との接触者は6人だった。
市によると、死亡した80代男性は19人のクラスター(感染者集団)が確認されていた川崎区の介護付き高齢者住宅に入居していた。男性は3日の検査で陽性が判明。6日に救急車で搬送され、市内の病院に入院したが、7日に死亡した。男性のワクチン接種歴は不明。直腸がんの手術を受けた後だった。
感染者の症状別では、軽症751人、無症状85人、中等症7人で、30人の症状を調査中としている。
感染者の年代別では、20代227人、30代156人、40代122人、50代116人、10代92人、10歳未満86人、60代39人、70代19人、80代13人、90代3人だった。