ブラッド・ピット「相貌失認」を告白 人間の顔認識できず「誰も僕を信じてくれない」

俳優のブラッド・ピット(58)が相貌失認を患っているという。ブラッドは、俗に失顔症といわれる同障害があると正式に診断されたわけではないものの、人の顔を認識できないことで間違った印象を与えてきたと考えているそうだ。

ブラッドはGQ誌のインタビューで、新しく会った人の顔を思い出すことができないことから「よそよそしく、お高くとまり、近づき難く、自己陶酔している」と思われることを心配していると明かした。その中で作家のオテッサ・モシュフェグが自身の夫も同じ障害があると考えていると話すと、「誰も僕を信じてくれないんだ!(この障害を持つ)ほかの人に会いたいよ!」と返している。

そんなブラッドは2013年、同症状についてエスクァイア誌にこう語っていた。「多くの人が、僕を無礼だと思い嫌っているよ。神に誓って言うけど、今年はそれを認め、人々に『OK、僕達はどこで会った?』って聞くと決めた年があったんだ。でも、事態は一層悪くなった。人々はより気分を害したよ。時には、状況を説明してくれる人がいて、『ありがとう。助かったよ』って僕は言うこともあるけど、それよりもっと多くの人々を怒らせてしまっている」「『自己中心的で、自惚れている』なんて言われる。でも僕にとっては謎なんだ。顔が認識できないのに、デザイン/美学的視点を持っている。検査を受けるよ」

相貌失認は、側頭葉・後頭葉における機能障害により起きると考えられている。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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