サンプドリアを退団した吉田麻也が加入することになったシャルケ04。ドイツ・ブンデスリーガの名門クラブで、ボルシア・ドルトムントと激しいライバル関係を持っていることでも有名だ。
今回は『Ran』から「2010年以降にシャルケでプレーしたディフェンダーのベスト10」をご紹介しよう。
内田篤人
シャルケ所属:2010~2017年
現在:引退
2010年夏、22歳で鹿島アントラーズからシャルケ04に加入。7シーズンにわたってプレーし、153試合に出場した。静かで好感が持てる日本人選手はすぐにファンから愛される存在になり、右サイドでジェフェルソン・ファルファンと素晴らしいコンビを形成した。
バンジャマン・スタンブリ
シャルケ所属:2016~2021年
現在:アダナ・デミルスポル
パリ・サンジェルマンでなかなか活躍できなかったスタンブリ。2016年に加入するも最初のシーズンはうまく行かず、「失敗した補強」とみなされた。しかし2年目からはディフェンスの欠かせない選手として活躍し、中足骨骨折で苦しんだ2019年まで重要な存在になっていた。
ジョエル・マティプ
シャルケ所属:2009~2016年
現在:リヴァプール
今や世界最高クラブの一つであるリヴァプールの中心選手。9歳でシャルケの下部組織に加入してトップチームに昇格したが、最初の数年間は不安定なプレーも多かった。しかしそれからの努力で徐々に成長を見せ、それはまさに今報われているところだ。
セアド・コラシナツ
シャルケ所属:2012~2017、2021年
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表選手のコラシナツであるが、出身はドイツ。シャルケの下部組織で育成され、リザーブから這い上がってレギュラーを勝ち取った。2017年にアーセナルへと移籍したが、昨年半年間だけ復帰。降格の危機から助けることはできなかったが、かつての貢献を忘れる者はいないだろう。
マティヤ・ナスタシッチ
シャルケ所属:2015~2021年
現在:フィオレンティーナ
マンチェスター・シティではなかなか出場機会を得られず怪我にも苦しんだナスタシッチ。2015年1月にシャルケへと貸し出されて復活を見せ、昨年まで長くプレーした。一貫性あるパフォーマンスを見せたものの降格から逃れることは出来ず、昨年古巣フィオレンティーナへ去ることに。
ベネディクト・ヘヴェデス
シャルケ所属:2001~2018年
現在:引退
シャルケ04の下部組織で育った生え抜き。トップチームでも2018年まで長くプレーし、クラブでの出場数は335試合に達した。2017年にユヴェントスへと移籍したものの、そこでは怪我もあってわずか3試合しかプレーできず。その後ロコモティフ・モスクワへと移籍し、32歳という若さで現役を引退した。現在は指導者ライセンスを取得中。
サリフ・サネ
シャルケ所属:2018年~
現在:シャルケ04
ハノーファー96から2018年に加入したセネガル人DF。700万ユーロという比較的安い価格であったが、空中戦の強さや勇気あるタックルで貢献。ただ、初年度のインパクトは強かった一方で、その後はあまり活躍できていない。
オザン・カバク
シャルケ所属:2019年~
現在:シャルケ04
このリストの中でも最も才能があるディフェンダーといえるだろう。ガラタサライの下部組織で育成され、その後シュトゥットガルトを経て2019年に加入した。若くしてリヴァプールに貸し出されたこともあり、あとはポテンシャルを開花させるだけだ。
マルセロ・ボルドン
シャルケ所属:2004~2010年
現在:指導者
サンパウロとシュトゥットガルトでプレーしたあと、2004年に加入したブラジル人のセンターバック。クルスタイッチ(2009年に退団しているためこのリストには入っていない)とともに最終ラインのアイドルになり、強靭なフィジカルとリーダーシップを見せた。
ナウド
シャルケ所属:2016~2019年
現在:シャルケ04 アシスタントコーチ
シャルケ04では2年半しかプレーしていないが、チームで最も重要な選手として君臨したブラジル人ディフェンダー。強烈なヘディングとフリーキックは印象的であり、ビルドアップも信頼できた。ベテランとなってからの加入で、キャリアの締めくくりをシャルケで過ごしている。