FC琉球、八重瀬町の施設を練習拠点に 町と協定締結

 サッカーJ2、FC琉球の倉林啓士郎社長は8日、沖縄県八重瀬町役場で新垣安弘町長と町スポーツ観光交流施設に関する協定書を締結した。町具志頭に町が整備中の同施設を、FC琉球がJリーグ規格を満たす練習拠点として使用する。倉林社長は「選手のパフォーマンスに非常に力になる」と力を込めた。

 町によると、施設は天然芝のサッカーコート、人工芝のフットサル場がある。管理棟のクラブハウス内にはトレーニング室や会議室もある。一般も利用できる。面積は約3万6千平方メートル、総事業費は約14億5千万円で、主に内閣府の沖縄振興特定事業推進費を活用した。7月末まで整備を行い、8月6日に完成オープニングセレモニーを開催する。

 新垣町長は「(FC琉球は)J1昇格への夢を追い続けている。町も頑張って支えていきたい」とエールを送った。倉林社長は施設を拠点に上を目指すとし、「地域を盛り上げていけるよう活動していきたい」と意気込んだ。施設は具志頭陸上競技場の跡地。FC琉球が2019年3月に練習拠点にしたいと町に要請し、同年6月に合意した。

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