世界遺産“ミニチュア”登場 長崎県庁で登録記念展 14日まで

教会など12の構成資産のミニチュア作品

 長崎県内にある二つの世界文化遺産の歴史的価値を紹介する記念展が5日、県庁1階イベントエリアで始まった。教会など12の構成資産のミニチュア作品もお目見えした。14日まで。
 「明治日本の産業革命遺産」が2015年、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が18年にそれぞれ登録。記念展は19年から開き4回目。
 県は昨年度、長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産を巡る「巡礼の道」のルートや地図を公開。ルート上には説明板や標識などを設置した。巡礼の道の五つのエリアや巡礼路35コースそれぞれのストーリーなどを今回初めて紹介した。
 人気玩具「レゴブロック」のミニチュア作品のほか、二つの遺産を紹介するパネルや登録認定証のレプリカなども展示している。
 県文化振興・世界遺産課は「コロナ禍で文化遺産を訪れる人は減ったが、巡礼の道は少人数でも訪れることができる。足を運んでもらえれば」としている。記念展は午前9時~午後8時。最終日は午後5時まで。


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