ザ・ウィークエンド世界ツアー初日にあわせてリミックスを公開するもライヴは直前に中止

The Weeknd Photo: Kevin Mazur/Getty Images for ABA

ザ・ウィークエンド(The Weeknd)の最新アルバム『Dawn FM』のタイトル・トラックをプロデューサーであるOPN(Oneohtrix Point Never)がリミックスした音源が公開された。

この曲は、もともとOPN、マックス・マーティン、オスカー・ホルター、ザ・ウィークエンドが共同プロデュースしていたものだ。

<YouTube:The Weeknd - Dawn FM (OPN Remix)>

「Dawn FM」のリミックスはOPNの手によって、アルバムの冒頭を飾る1分36秒の楽曲をよりスペーシーなものに変化。ザ・ウィークエンドの歌声に、波打つような弾き語りのメロディーが加わり、ボーカルが重ねられて合唱のような雰囲気も加わっている。

曲の長さは3分に拡張され、ジム・キャリーのラジオDJのナレーションの代わりに、きらびやかなシンセサイザーが残りの時間を埋め尽くし、ザ・ウィークエンドが「After the light is it dark, is it dark, is it dark all alone?」と歌い上げる。

この新しいリミックスは、ザ・ウィークエンドがワールドツアーである『After Hours Til Dawn』の初日公演にあわせて公開された。このツアーには、ドージャ・キャットが扁桃腺の手術のためオープニング・アクトから外れた後、ケイトラナダ、スノウ・アレグラ、マイク・ディーンが新たなオープニング・アクトとして発表されている。

しかし、現地時間7月8日、地元トロントのロジャース・センターで幕を開けるはずだったこのツアーは、開始直前に延期が発表された。原因は現地の通信会社ロジャースの通信障害が起きたために、スタジアムのシステムが使えずコンサートが実施できなかったというものだった。

Written By Rhian Daly

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