春夏秋冬イチゴジェラートが食べられる 真岡「あぐ里っ娘」のスイーツ工房

年間を通じてイチゴのジェラートを提供する「リアンフレーズ」

 【真岡】上大田和の市農産物販売交流施設「あぐ里(り)っ娘(こ)」のイートインスペースに併設したスイーツ工房「リアンフレーズ」の利用客が、開業半年で2千人を超えた。季節を問わず、イチゴのジェラートを提供中。主に営業は土日のみだが、認知度が徐々に上がっているようだ。

 市は2021年度、あぐ里っ娘の展示交流室がうまく利活用されていないとして、一部をイートインスペースに改修した。これに合わせ、昨年12月にスイーツ工房を整備し、市内でイタリア料理店を経営する平野論(ひらのさとし)さん(44)に任せた。

 冷凍品も使用しながら年間を通じてイチゴのジェラートを販売し、ソフトクリームやクレープなども提供している。

 開業から半年間の営業日は58日で、客数は2010人だった。平野さんによると、利用者からは「季節を問わずイチゴのジェラートを食べられるのはうれしい」などの声が寄せられている。イチゴのシーズンは、イチゴをふんだんに使ったクレープも人気だったという。

 平野さんは「まだ年間を通じた営業を経験していないので、客足の見通しはつかないが、イチゴのシーズンはそれなりにお客さまが来店している」と説明する。秋以降は、JAはが野の食材を活用した総菜や弁当の取り扱いを検討している。

 市はあぐ里っ娘周辺で露地野菜の収穫体験事業を計画しており、農地の確保を進めている。市農政課は「井頭公園など周辺施設と連携を図りながら、来場者を増やしていきたい」としている。

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