交通死亡事故、絵文字で防げ 横浜の都筑署と看板会社作成

交通事故防止の啓発チラシをピクトグラムで製作=都筑署提供

 神奈川県内で多発する交通死亡事故を防ぐため、都筑署は地元の老舗企業と協力し、死亡事故につながりかねない場面を表現した絵文字「ピクトグラム」を作成した。11日から始まる夏の交通事故防止運動(20日まで)の初日からピクトグラムを掲載したチラシ約600部を、横浜市営地下鉄センター南駅(同市都筑区)で配布する。

 ピクトグラムで表現したのは、自動車とオートバイの右直事故や、運転中のスマートフォン操作など4つの場面で、1942年創業の看板製作会社「看板市場」(同区佐江戸町)が、一目で分かるデザインを考案した。

 同署管内では6月末現在、交通事故による死者は2人で、前年同期より1人増となっている。署の担当者は「説明を特徴的な一文だけにしたことで、印象に残るチラシに仕上がった。死亡事故防止につなげたい」と期待している。

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