スーパー耐久第3戦のグループ2予選はTeam Fukushima Z34がST-3の接戦を制す

 7月9日、宮城県のスポーツランドSUGOでENEOSスーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook第3戦『SUGOスーパー耐久3時間レース』の公式予選が行われ、グループ2はST-3クラスの311号車Team Fukushima Z34(塩津佑介/松田次生/三浦愛/平峰一貴)がA+Bドライバーの総合トップタイムを記録した。

 今回の第3戦はコース全長が短いこと、参戦台数が多いことから予選はグループX、グループ1、グループ2という3グループに分けて行われ、グループ2にはST-3、ST-4、ST-5、ST-Qの28号車、32号車、55号車、61号車という29台が出走した。

 12時30分から開始されたグループ2のAドライバー予選では、午前中のフリー走行で降っていた雨も上がり、セッション開始直後はドライコンディションで20分間の予選がスタートした。

 6台が参戦するST-3は、冨林勇佑がステアリングを握る39号車エアバスターWINMAX RC350 55ガレージ TWSが1分30秒862を記録しトップで終え、2番手に塩津佑介のTeam Fukushima Z34が1分31秒283、3番手に服部尚貴が駆る52号車埼玉トヨペット GB クラウン RSが1分31秒511で続く。

 Bドライバー予選でST-3のトップタイムを記録したのは富田竜一郎のアタックで1分30秒831というタイムを記録した25号車raffinee日産メカニックチャレンジZとなった。2番手には吉田広樹にドライバーを交代した埼玉トヨペットクラウンが1分30秒966で続き、3番手に松田次生が1分31秒024を記録した311号車が続き、A+Bドライバーの合算タイムで3分02秒307となったTeam FukushimaのZ34がグループ2のポールポジションを獲得した。

 ST-3直後の総合7番手には、井口卓人と山内英輝のアタックで3分06秒148を記録したST-Qの61号車Team SDA Engineering BRZ CNF Conceptが入り、総合8番手には河野駿佑と松井孝允がステアリングを握りST-4クラストップとなった86号車TOM’S SPIRIT GR86が3分07秒341で続いている。

 最多15台が争うST-5は、Aドライバー予選で山野哲也が1分39秒469、Bドライバー予選で金井亮忠が1分39秒060を記録し、3分18秒529という合算タイムで2番手を1.564秒引き離した72号車OHLINS Roadster NATSが第1戦以来のクラスポールを獲得している。

ST-4クラストップの86号車TOM’S SPIRIT GR86(河野駿佑/松井孝允/山下健太)
ST-5クラストップを喜ぶ山野哲也と金井亮忠(OHLINS Roadster NATS)

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