暴力での言論封殺に抗議 長崎「反核9の日座り込み」

暴力による言論の封殺を批判する声明を採択した参加者=長崎市、平和公園

 核兵器廃絶と世界平和を訴える「反核9の日座り込み」が9日、長崎市松山町の平和公園であった。8日に起きた自民党の安倍晋三元首相銃撃事件を受け、暴力による言論の封殺を批判する声明を採択した。
 声明は、集団的自衛権行使容認の閣議決定など安倍元首相の政治姿勢とは相いれなかったとしつつ「考え方や政治的主張が違っても、銃弾で言論を封殺する行為は許せない」と非難。「言論の自由を守り、平和で豊かな世界の実現のために闘い続ける」と誓った。
 県平和運動センターの廣島時一副議長(59)は「選挙は言論で戦う場。暴力で言論を封じ込めることは、あってはならない」と訴えた。
 同センターなどが主催し、479回目。被爆者ら約90人が参加した。


© 株式会社長崎新聞社