【10日(日)天気】西~北日本で大気不安定と暑さ続く 選挙投票行く際は雨具と水分忘れずに

 きょう10日(日)は近畿から東北にかけて晴れ間があっても天気は急変するおそれがある。特に北関東では、滝のような非常に激しい雨が降るおそれがある。厳しい蒸し暑さも続くため、第26回参議院議員通常選挙の投票に行く際には雨具や水分を持っておいた方がいいだろう。

昨夜から けさにかけて 東海では大雨に

 昨夜からきょう10日(日)朝にかけて、低気圧や低気圧に向かう湿った空気の影響で、東海地方では愛知県や静岡県を中心に同じような所に発達した雨雲がかかり続けて大雨となった。
 昼前に雨は弱まっているが、これまでの大雨で地盤は緩んでいる。少しの雨でも土砂災害が発生する危険性が高いため、午後も崩れやすい所には近づかない方がいいだろう。依然として川の水量も多くなっている所があるため、川の近くにも近づかない方がよさそうだ。

晴れていても天気急変のおそれ

 午後は近畿から東北と広い範囲で大気の状態は不安定だ。今は晴れている所でも、湿った空気や上空に寒気が流れ込む影響で、内陸や山沿いを中心に雨雲や雷雲が発達するおそれがある。
 特に北関東では夕方から夜には滝のような非常に激しい雨が降る可能性がある。発達した雨雲が平野部にも流れ込むおそれがあるため、第26回参議院議員通常選挙の投票に行く際には雨具があると安心だ。
 北海道には台風4号から変わった低気圧が近づき、夜にかけて雨が降ったりやんだりの見通し。特に道東や道南では雨の量が増えるおそれがある。

のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を

 日ざしも各地でいくらか届くため、きょうも蒸し暑い見込みだ。予想最高気温は沖縄から北海道にかけて30~33℃くらいで、特に午後も晴れ間の多い九州では35近くまで上がる所が多い見通し。
 九州では宮崎県を除く6県に熱中症警戒アラートが発表されている。暑さを我慢せず、室内では適切に冷房を使用して、こまめに休憩を取った方がいいだろう。投票に行く際には雨具とともに水分も忘れずに持って行き、こまめに水分を補給した方がよさそうだ。

不安定な空は続くが東~北日本は暑さ落ち着く

 不安定な空模様は、あす11日(月)以降も続く見通しだ。湿った空気や、上空には寒気の流れ込みが続く見通しで、晴れ間があっても天気は急変するおそれがある。
 特にあさって12日(火)は九州から北海道まで発雷確率がやや高く、局地的に雨雲や雷雲が発達しやすくなりそうだ。
 予想最高気温は、西日本では連日30℃以上と蒸し暑い日が続く見通し。東日本や北日本は涼しい空気の影響で30℃を下回る所もありそうだ。東京都心では、あさって12日(火)から16日(土)にかけての最高気温は28℃前後と平年並みか平年より低い見込み。
 厳しい暑さからはいったん解放されそうだが、空模様の変化にはしばらく気を付けた方がよさそうだ。

(気象予報士・鈴木悠)

© 株式会社ウェザーマップ