【体験レポ】『トイの森 はじめてのキャンピングカー体験会』はトイファクトリーの魅力たっぷりのイベントだった!

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ハピキャンでこれまで何度か登場したことのある筆者のキャンピグカー、トイファクトリーの『ROBO』。その生まれ故郷である岐阜県可児市のトイファクトリー本社から車で20分の場所には、オーナー専用キャンプ場「トイの森」があります。今回は、その「トイの森」で開催されたイベント「はじめてのキャンピングカー体験会」のレポートをさせて頂きます。キャンピングカーオーナーも、購入を検討されている方も、ぜひご覧ください!

オーナー専用キャンプ場「トイの森」ってどんなところ?

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今回筆者の参加したイベント「はじめてのキャンピングカー体験会」が開催された「トイの森」とは、岐阜県瑞浪市にあるキャンプ場で、「トイファクトリーのキャンピングカーを思いっきり楽しんでもらいたい」という想いから作られました。

キャンピングカー・トラベルトレーラー専門店「トイファクトリー」が運営

キャンピングカーに興味がある方はご存知だと思いますが、今回レポートするイベントの主催者であり、「トイの森」を運営している「トイファクトリー(Toy-Factory)」は、キャンピングカーやトラベルトレーラーの専門店。

「中途半端なものづくりは行わない」という精神のもと、常に成長し改善を重ねながら、さまざまな製品を生み出し続けています。

『トイの森』はオーナー限定の特別キャンプ場

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松野湖畔に作られたキャンプ場は敷地面積23,000坪、中央にはセンターハウスがあり、温水のでる炊事エリアやウォシュレット完備の水洗トイレ、コインランドリー、コインシャワーや家族風呂が完備された非常に綺麗なキャンプ場です。

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23,000坪の敷地の中には広々とした20サイトが点在しており、斜面を巧みに利用し、お互いのサイトをまったく意識せずに過ごせるプライベート感満載の林間サイトになっています。

もちろん、様々なタイプのサイトが用意されていて、犬連れ、ソロ、ファミリー、グループなど思い思いのスタイルでキャンプすることが可能。

トイファクトリーのキャンピングカーのオーナーでないと使用出来ませんが、グループの中で1名でもオーナーがいれば一緒にグループキャンプできますので、私もよく友達と一緒に利用しています。

「はじめてのキャンピングカー体験会」はオーナー以外も参加できる体験イベント

普段はオーナー専用のキャンプ場である「トイの森」ですが、年に数回(2022年は6月4~5日開催)一般開放して行われるのが、今回レポートするイベント「はじめてのキャンピングカー体験会」です。

イベントの内容は、キャンピングカーオーナーがガチキャンプをしているところにお邪魔し、キャンピングカーの使い心地や失敗談、キャンプギアや遊び方を見せてもらい、理想と現実を実感する、というもの。

実際に使われているキャンピングカーの中の様子をじっくりと見学できるイベントなんです。

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ショールームやキャンピングカーショーでは見ることができないので、本当に貴重な体験ですよね。

しかも、申し込むと実際にキャンピングカーに一晩泊まれるので、その使い心地や寝心地を購入前に体験できる絶好のチャンスなんです。

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今回筆者は、オーナー側として参加しました。

私たちトイファクトリーのキャンピングカーオーナー(以降「トイオーナー」)は、この日キャンプ場を無料で使わせてもらう代わりに、先輩として実体験をゲストにお話する、伝道師としての役目を負う訳です。

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これが結構大変で、ランチを作っている時間もないほど、たくさんの方とお話をすることに、、、

今回は、僕がいつも旅に出る際の荷物を積んで参加。

背面サイクルキャリアに自転車、ルーフにはカナディアンカヌー、ワンコ3匹にいつものキャンプ道具。もちろんいつもの通りの設営をして、同じ趣向のある方の琴線に触れられるように意識しました。

ここからは、実際の会場の様子をじっくりとレポートしていきます!

【レポート】キャンピングカーの魅力が理解できるイベント

早速ここからは、「はじめてのキャンピングカー体験会」をオーナー目線でレポートしていきます。

充実のラインナップだから自分にぴったりの一台を探せる

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センターハウス前のキャンプサイトに展示車両が集められ、ここで車中泊体験が行われます。

定番の「バーデン」や「ランドティピー」をはじめ、各地トヨタのディーラー向け車両、最新の「ベルゲン」や「バレイア」まで、どんなキャンピングカーショーでもここまでのラインナップは揃わないのでは?というほどの充実ぶり

そんなたくさんのキャンピングカーを、実際に見て、触って、自分のスタイルに合った一台を探すことができるのです。

「良いことも悪いことも包み隠さず話す」キャンピングカーのある暮らしを深く正しく知れる

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トイの森の入り口で駐車場に案内され、センターハウスで受付をします。

トイファクトリーの社員が担当となり、来場者の要望や質問を聞いて展示車両に案内したり、実際にキャンプをしているオーナーのサイトを訪問したりします。

私たちトイオーナーは、「来場者がサイトに来られたらできるだけ対応をお願いします」と言われていますが、「良いことも悪いことも包み隠さず話してください」とも事前に言われているんです。

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「キャンピングカーのある暮らしを深く正しく知ってもらおう」という、トイファクトリーの気概を感じますよね。

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私のサイトにもたくさんの方がいらっしゃり、カヤックを車の上に積む方法や、旅行先での自転車の利便性、熱帯夜の過ごし方やワンコとの過ごし方、キャンピングカーの耐久性、荷物の積載方法やサイドオーニングの使い方など、いろいろなお話をさせていただきました。

購入前はキャンピングカーに対して漠然と想像されていることが多いと思いますが、オーナーが実際に使っている様子を見ることで、「自分ならこう使う」と言ったより具体的な想像のもと質問されている様に感じました。

会場ではワークショップ・試乗会・リラクゼーションサロンなどの魅力的な催しも

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場内では、トイファクトリーが提唱している“6WHEELS TRAVELER”(車(四輪)+自転車(二輪)=六輪で旅をする、という新しいスタイル)にちなみ、ミニベロの試乗会が行われていたり、フォトフレームやキーホルダー作りなどの無料のワークショップが開かれ、お子さんからお年寄りまで楽しめるイベントになっています。

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他にも、トイファクトリーのキャンピングカーを移動リラクゼーションサロンとして活用している「ノエル」さんも場内にスタンバイ。来場者のコリをほぐしてくれました。

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妻は2日共お世話になっていました。

キャンピングカーを通してつながりの輪が広がる

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夕方、センターハウスに宿泊体験のご家族が集まってミーティングを行いました。晩御飯はキャンピングカーの中ではなく、ここセンターハウスで各々取ります。

以前は職員の手作りカレーが振舞われたこともあるそうですが、今回はご時世的に、各自で用意ということになったようです。

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以前、ご飯を炊くのを失敗して大変な事になったからと言うウワサも、、、、、、(笑)

この日の宿泊体験には20組の応募があり、抽選で6組が選ばれたそうです。

トイオーナーは30組の応募の中から抽選で選ばれた14組が参加しています。

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16時、一般のお客様が帰られて我が家ものんびり晩御飯です。

この日のメニューは、鴨のローストと鴨鍋、ノリの佃煮とクラッカーにアボカドわさびのディップ。

ゲストもおらず夫婦2人だけだったので夕食は簡単に、と思っていましたが、この会場で仲良くなったリラクゼーション施術士のノエルさんと晩御飯をご一緒することに。

トイファクトリーがご縁でどんどん輪が広がっていくのも、キャンピングカーの楽しみのひとつなんです。

焚き火を囲んでのディスカッションタイムで熱のこもったキャンピングカー談義を楽しむ

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20時、就寝前に宿泊体験のご家族とトイオーナー総勢50名程で、センターハウス前で焚火を囲みながらのディスカッションタイムが開催されました。

ここで宿泊体験をするご家族の疑問や質問にトイオーナーが答えるのですが、各オーナーの家族構成や年齢、使い方によって各々の想いがあるので、ひとつの質問に対しても多様な返答がある熱のこもったディスカッションになりました。

バンコンにトイレは必要か否か?宿泊する場所はどこが良いか?ガソリンかディーゼルか?2WDか4WDか?などなど。

これからキャンピングカーのオーナーになろうと思っている方には非常に有意義な時間になったと思います。

トイファクトリーのキャンピングカーで宿泊を体験

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日中輪になっていた展示車両は左右に並べられ、キャンピングカーの横には荷物を運びこむために宿泊体験のご家族の車が停められて、一晩キャンピングカーの宿泊体験をされました。

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我が家も昔は「グラシア」や「ヴォクシー」を改造して車中泊していましたが、「ROBO」はそれとは比べ物にならないくらい快適でした。

トイファクトリーの最新装備ならなおさら、普通車とバンコンの違いにビックリされたことでしょう。

遮音、遮光、広さ、寝心地はもちろん、ダイニングとベッドが独立していること、疲れが翌日に残らない快適性、何より車内で立って行動できる解放感は普通車では味わえないものです

2日目も催し物やゲストとの交流を通しキャンピングカーへの理解を深める1日に

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イベント2日目は日曜日。

宿泊体験の方もトイオーナーもトイファクトリーの職員の皆さんもすっかり打ち解け、お子さん達も楽しそうに「トイの森」で過ごしていました。

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トイファクトリーの職員の方々が、夜一緒にお酒を酌み交わして旅の話をしたり、クラフト体験をしたり、トイオーナーや宿泊体験のご家族と一緒に楽しんでいたのがすごく印象的でした。

キャンピングカー販売のためのイベントと言うよりも、遊びを一緒に作っていくという、のんびりした楽しい雰囲気を感じました

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日曜の朝は前日の鴨鍋にご飯を入れてオジヤ、昼ご飯は簡単にホットサンドにしました。

来場者は日曜の方が多く、夕方4時までたくさんの方とお話をさせていただきました。

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中にはハピキャンで筆者が記事を書いていることをご存知な方もいらっしゃり、お声をかけていただいてとても嬉しかったです。

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この日も、来場されたゲスト一組一組に担当者が1名付き、生活スタイルやキャンピングカーへの要望をじっくりと聞いて最適な車両へ案内したり、場内でキャンプをしているトイオーナーのサイトへ案内していました。

ビルダーとユーザーが連携をしてゲストのニーズに的確に答えるという、非常に理にかなったイベントでした。

ここ数年、トイファクトリーは東海圏内のキャンピングカーショーには出展していません。

それは、不特定多数の来場者に代表的な車種数台をただ見せるのではなく、多種多様なニーズに答えられるトイファクトリーのフルラインナップとそれらを使うオーナーの声を、「トイの森」で実際に見て感じてもらう方がより深く知ってもらえるという想いからだと思いました。

キャンピングカーを通じて楽しい空間や遊び、思い出を提案したいというトイファクトリーの想い

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現在トイファクトリーの社員は100名を超え、ここ3年で40名も増えたそうです。

キャンピングカーのラインナップも再編成し、より使いやすく、より多様性に答えるために「バレイヤ」「ベルゲン」と言う2車種を増やしました。さらに、各地のトヨタディーラーへもキャンピングカーや車中泊仕様の車両を展開し、急成長を遂げています。

しかしそれは、ただキャンピングカーを売るビルダーとして規模が拡大しているということだけではないと思います。

キャンピングカーを通じて遊びを提案したい、楽しい空間や思い出作りのお手伝いをしたいというトイファクトリーの想いをひしひしと感じられた素敵なイベントでした。

キャンピングカーはなくてはならない存在 「はじめてのキャンピングカー体験会」で体験しよう

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トイファクトリーのキャンピングカーに乗って10年。走行距離は21万キロ、今も北海道へ向かうフェリーの中でこの記事を書いています。

現在のキャンピングカーの規制では、もう我が家の「ROBO」は作るのが難しいそうです。

北海道の旅から帰ったら、我が家の「ROBO」はシーリングファンや出窓など、各所コーキングの打ち直しやメンテナンスをしてもらう予定です。

宿泊体験をされた方から、「キャンピングカーがない生活に戻れますか?」と言う質問がありました。

答えはもちろん「NO」です

キャンピングカーのない生活、「ROBO」のない生活はもう考えられないほど、私達の生活そのものになってしまっています。

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キャンピングカーはただの車のカテゴリーのひとつではありません。キャンピングカーは、生活を、生き方を一変させてしまうほどのものだと思っています。もしかすると、マイホームよりも生き方を左右する大きな買い物かもしれません。

そんな重大な出会いを納得して迎えるために、そしてしっかり時間をかけて、満足のいく回答を得るために、一度トイファクトリーを覗いてみるのは無駄ではないと思います。

▼こちらの記事では筆者の愛車「ROBO」について詳しく紹介しています▼

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