起業家人材のすそ野拡大へ、文部科学省が調査分析報告書

文部科学省は起業家精神を持つ人材のすそ野拡大と、プラットフォーム形成にかかわる調査分析報告書を作成し、ホームページで公表した。プラットフォーム形成のあり方や起業家支援施設の活用方法などをまとめている。

文科省によると、調査分析報告書は3章構成。第1章は「起業家精神を持つ人材のすそ野拡大に向けたプラットフォーム形成のあり方」。過去に実施した調査結果を報告するとともに、潜在的なニーズが高いものの、教育プログラムへの学生参加率が低く、受講環境の整備が必要などと課題を紹介している。

第2章は「エコシステムとの連携による受講者の拡大と起業家支援施設の活用方法」。起業家支援施設の8割以上を大学が担っているが、9割が人材不足に苦しんでいる実態などを報告している。

第3章は「民間企業などが実施する教育プログラム調査」。教育産業によるコンテンツ提供やリソース提供が行われているが、大学特有の仕組みの理解や募集活動に多くの企業が課題を感じている現状が報告されている。

参考:

【文部科学省】令和3年度産学官連携支援事業委託事業「アントレプレナーシップ人材の裾野拡大に向けたプラットフォーム形成に係る調査分析報告書」について

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