自民支持層9割が上野氏 無党派層も35%獲得 栃木県出口調査

 下野新聞社は10日、参院選栃木選挙区(改選数1)で、共同通信社が実施した出口調査の結果を分析した。調査は県内の有権者2391人に対し、投票した候補者や支持政党などを聞いた。自民党現職の上野通子(うえのみちこ)氏(64)は自民支持層の9割超を固めるなど全体の58%から支持を集めた。年代別でも全世代から最も多く支持され、他の候補者を引き離した。立憲民主党新人の板倉京(いたくらみやこ)氏(55)と日本維新の会新人の大久保裕美(おおくぼゆみ)氏(45)は、所属政党の支持層をそれぞれ手堅くまとめたが、無党派層でも上野氏が板倉、大久保両氏を上回る35%の支持を集めるなど、野党に強い風は吹かなかった。

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