<新型コロナ>イオン、コクーン、ヤオコーなどにワクチン接種の予約代行窓口 さいたま市20カ所に開設

イオン大宮店1階に開設された予約代行窓口。高齢女性(右)が予約代行を依頼していた=7日午前、さいたま市北区櫛引町2丁目

 埼玉県さいたま市は8月19日まで、市内の商業施設20カ所に、新型コロナウイルスワクチン接種の予約代行窓口を開設している。インターネットによる予約や電子申請を代行するもので、市は「ネットが苦手な人やスマートフォンを持っていない人は気軽に利用してほしい」と呼びかけている。

 市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、今年1~2月に同様の窓口を開設し、約1万2500件の相談を受け、約5500件の予約代行を実施した。高齢者らが対象の4回目接種は、7月に入り本格化するため、再び窓口を開設した。コロナ感染が急拡大する中、同室は「夏休みに入ると行動が活発になる。若い世代の3回目接種もお願いしたい」と話していた。

 同市の磯貝正子さん(81)は7日、北区のイオン大宮店の窓口で、自身と夫(88)の4回目接種の予約代行を依頼した。これまで代わりに予約してくれた人が感染したため、「自分ではできないからね。(夫妻とも)高齢で病気もあるし、ワクチンは接種した方がよいと思う」と話した。

 3回目接種は2月1日で、接種券は今月6日に届いた。夫妻とも接種予約は22日になり、取材に「5カ月が過ぎてるから、もう少し早く送ってほしかった」と指摘した。市は誤った間隔で接種しないように、接種から5カ月が経過した時点で接種券を送付しているとして、理解を求めていている。

 開設場所は次の通り。詳細は市ホームページ。

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