【神谷まさゆき氏当選会見】「“かかりつけ”の普及に取り組む」神谷氏

【2022.07.11配信】日本薬剤師連盟は7月11日、組織内統一候補である神谷まさゆき氏の当選を受けて会見を開いた。この中で神谷氏は今後の取り組み課題を問われると、「かかりつけの普及によって医薬分業の定着に取り組みたい」と話した。

「かかりつけ薬局・薬剤師の普及を通して医薬分業を一般の方に理解していただく」

神谷氏は選挙戦を振り返り、薬剤師会の組織の強みを感じたと話した。

「全国どこに行っても迎えてくださる団体があり、支部まで政策を伝える仕組みがある。薬剤師会の組織力は本当にすごいことだと、選挙活動を通して改めて感じた」(神谷氏)。

一方、課題としては若い層へのアプローチを挙げた。

「若い方々へのアプローチについては課題ということは感じた。ツイッターを4月から運用し始めたところ、薬局に勤務されている若い方々、実習に来ている学生の方々からもTwitterを見ています、と声をかけられることが多くなった」と話した。こうした取り組みを総括しながら、「幅広い層に訴える、発信ができるのではないかと感じている」と話した。

また取り組んでいきたいと考えていることを記者から聞かれると、「かかりつけの普及」を挙げた。

「選挙活動の中では一般の方に訴える機会も多かった。その時にかけられた言葉で、“薬剤師さんがいることで安心します”というものがあった。そして、“かかりつけ薬剤師ということが言われ始めてから、薬剤師さんがとても近い存在になりました”とも言っていただいた。薬のことは薬剤師が担っていくことで地域の方々に安心・安全を届けられる。かかりつけ薬局・薬剤師の普及を通して医薬分業を理解していただき、医薬分業をいっそう定着させていくことにしっかり取り組んでいきたい」と話した。

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