犯罪や非行のない社会を目指す「社会を明るくする運動」の強調月間(7月)に合わせ、刑務所の受刑者が作った作品を展示販売する催しが11日、岡山市役所1階市民ホールで始まった。13日まで。
岡山刑務所(北区牟佐)をはじめ、全国約30カ所の刑務所から生活雑貨や備前焼など約1500点が集まった。初日から多くの市民が訪れ、次々に買い求めていた。
桃の形をした木製コースターを買った会社員(70)=中区=は「デザインが愛らしく、完成度が高い。物作りを更生につなげてほしい」と話していた。
会場には、更生をサポートする民間ボランティア・保護司の役割などを紹介するパネルも展示している。
市や市保護司会連絡協議会などで構成する同運動市推進委員会が主催。新型コロナウイルスの影響で3年ぶり。