1票の格差が最大3倍超 参院選の無効を求め全国一斉に提訴

選挙区ごとの1票の格差が最大3.019倍あった10日の参院選は、投票価値の平等を求める憲法に反するとして、住民が選挙の無効を求める訴えを起こしました。

訴えは全国で11日に一斉に行われ、東北では秋田を除く5つの選挙区について、住民の男女計5人が選挙結果の無効を求めて仙台高裁に提訴しました。

訴状によりますと、10日の参院選は議員1人当たりの有権者数が最も少ない福井県と比べた1票の価値の差が全国で最大3.019倍に達し、投票価値の平等を求める憲法に反するとして、選挙の無効を求めています。 宮城選挙区は福井と比べて3.017倍の格差で、神奈川に次いで全国で2番目に1票の格差が大きくなりました。

宮城県の選挙管理委員会は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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