参院選福井選挙区の点字票16票集計せず 福井市選管が投票総数や得票数など訂正

 福井県の福井市選挙管理委員会は7月11日、10日投開票の参院選で、福井選挙区に投票された点字票16票を「持ち帰りその他」として扱うミスがあったとして、福井選挙区の投票総数や各候補者の得票数などを訂正した。当落や投票率に影響はなかった。

 福井市選管によると、点字票の読み取りと分類作業で、選挙区の票が誤って比例代表の票に紛れ込み、集計せずに「持ち帰りその他」として処理し、10日午後11時40分に福井選挙区の開票結果を確定した。

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 比例代表の票を確認していた立会人が11日午前3時半ごろ、選挙区の票が含まれていることに気付いたという。点字票を含めて開票結果を訂正し、確定時刻は11日午前3時47分となった。

 福井市選管の谷口雅章事務局長は「間違った数字をお伝えし申し訳ない」と陳謝。点字票の選挙区と比例代表の作業場所を分けるなど再発防止策を検討するとした。

 また、当初11日午前1時半ごろとしていた比例代表の確定時刻が、立会人が慎重に確認したことで、同5時半になった。  

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