「大きな柱失った」「許されない蛮行」安倍元総理死去に県内選出国会議員などからも悲しみと怒りの声(静岡県)

参院選の応援演説中に銃撃され、死亡した安倍晋三元総理の遺体が7月9日、東京の自宅に戻りました。静岡県内選出の国会議員などからは突然の死を悼む声が聞かれました。

安倍元総理の突然の死に、県内選出の国会議員からは功績をたたえる声や卑劣な犯行への憤りがあがりました。

塩谷立衆院議員は、安倍派の会長代理として、安倍元総理を近くで支えました。

<自民党 塩谷立 衆院議員>

「なんとか一命を取りとめて欲しいと思っていたが、残念ながら、あのような結果になってしまった。日本の偉大な政治家をなくしたという思い。自民党としても政策集団としても大きな柱を失った」

<自民党 細野豪志 衆院議員>

「野党の役職時代、予算委員会で厳しいやりとりをしていた私を受け入れて頂き、(安倍元総理は)非常に懐の深い方。選挙というのは有権者との触れ合いなので大事にしたい。大事な立場の方が犠牲になるのは絶対にあってはならない」

公明党の大口善徳衆院議員は、「安倍元総理は強いリーダーシップを発揮され、内外に多大な業績を残された。その成果を引き継ぎ、一層充実させていくために努力していきたい」とコメントしています。

野党議員などからも今回の事件を批判する声が相次ぎました。

<立憲民主党 源馬謙太郎 衆院議員>

「個人的には同じ大学の卒業なのでエレベータなどでお会いするとにこやかにお話してくださったことを覚えています。特に選挙中に暴力で言論を封じ込めるような蛮行で決して許してはいけないし、二度と起こらないようにしなくてはいけない」

共産党県委員会は「選挙は政治の行方を決めるもの。その参院選の最終盤に起きた許されない行為で怒りをもって抗議すると犯行を非難していています。

7月9日放送

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