公明党岡山県本部代表の谷合正明氏(49)が10日投開票の参院選比例代表で4選を決めた。11日、JR岡山駅前で街頭演説し「物価高騰対策やコロナ禍の克服は待ったなしだ。しっかりと対応していく」と抱負を語った。
谷合氏は選挙区と比例代表を合わせて与党が改選議席の6割を獲得したことに触れ「今回は自公が議席を増やしたが、少数政党の議席も目立った。多様な民意が反映された結果で、謙虚な政権運営に努めたい」と述べた。
少子化対策については「奨学金や出産育児一時金の拡充で産み育てやすい環境をつくる」と強調。来年5月に被爆地・広島で開かれる先進7カ国首脳会議(G7サミット)にも触れて「与党の一員として平和外交の流れを加速させ、核軍縮の機運を高めたい」と力を込めた。
谷合氏は選挙戦で中四国9県を拠点に活動し、県内でも党地方議員らの全面支援で遊説を重ねた。3期18年の実績とともにウクライナ支援といった政策をアピール。街頭演説では自民議員の来援も受けて支持を固めた。