GTワールドチャレンジ・アジア第2ラウンド鈴鹿は25台がエントリー。海外からも4チーム7台が参加

 7月11日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSを運営するSROモータースポーツ・グループは、7月15〜17日に三重県の鈴鹿サーキットで開催される
のエントリーリストを発表した。GT3が17台、GT4が7台、インビテーション枠が1台と、合計25台が参戦する。

 2020〜21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響による渡航制限のため、シリーズ自体の開催ができなかったGTワールドチャレンジ・アジア。2022年からは、第1ラウンドをマレーシアのセパンで開催した後、第2〜第4ラウンドを日本で開催し、最終第6ラウンドがインドネシアのマンダリカというスケジュールとなっている。また日本での4ラウンドに参加する日本チーム/日本人ドライバーには、『ジャパンカップ』というタイトルもかけられた。

 この取り組みが功を奏し、いよいよ鈴鹿サーキットで迎える第2ラウンドには、合計25台ものエントリーが集まることになった。GT3でのジャパンカップエントリーは9台で、チーム・ウエマツやBMWチーム・スタディ、コメット・レーシング、ABSSAモータースポーツ、B-Maxエンジニアリング、B-Maxエンジニアリング、Dステーション・レーシング、LMコルサ、カーガイ・レーシング、スーパー耐久と連戦になるポルシェセンター岡崎という顔ぶれ。いずれもGT3の経験豊富なチーム、ドライバーが揃っており、全戦エントリーするヨギボー・レーシングとともに、見ごたえのある戦いが展開されそう。

 また第1ラウンドのセパンにも登場した海外チームもニュージーランドのEBMギガ・レーシング、香港のXワークス、オーストラリアのAMACモータースポーツ、トリプルエイトJMRと4チーム7台が参戦する。EBMギガ・レーシングはオーナーでもあるアール・バンバーの参戦は残念ながらないが、セパンでもスピードをみせたラインアップ。またトリプルエイトJMRはニック・フォスターやジャズマン・ジャファーを擁すほか、XワークスはスーパーGT経験もあるマーチー・リーやショーン・トンを起用する。

 GT4はすべて日本からのエントリーで、3車種7台が参戦する。ジャパンカップには6台がエントリーした。こちらもGT4としては非常に豪華な顔ぶれであることは間違いないだろう。またインビテーションエントリーとして、チーム・スタディがBMW M2 CSレーシングで参戦する。SROからのリストには植田正幸の名が入っているが、チームに確認したところシリーズでGT4王者を獲得した経験をもつ木下隆之/砂子塾長とのことだ。

 今回の第2ラウンドからはピレリの2022年度版タイヤ『DHF』が使用されるとのことで、第1ラウンドに参戦したチーム以外にもチャンスはある。この2年間日本では観ることができなかったシリーズをぜひ楽しみたいところだ。

 レースはJ SPORTSで生中継されるほか、現地では鈴鹿サーキットパーク入園料だけで観戦が可能だ(パドックエリア入場不可)。

ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWS

第2ラウンド/第3・4戦 鈴鹿サーキット エントリーリスト

No Cat. Class. JapanCup Team Car Driver

2 GT3 Am JC チーム・ウエマツ マクラーレン720S GT3 植松忠雄/内田優大

5 GT3 Pro-Am JC プラス・ウィズ・BMWチーム・スタディ BMW M4 GT3 山口智英/荒聖治

7 GT3 Am JC コメット・レーシング ホンダNSX GT3 辻子依旦/山﨑裕介

8 GT3 Pro-Am

EBMギガ・レーシング ポルシェ911 GT3 R S.サントソ/R.ハーカー

16 GT3 Pro-Am JC ABSSAモータースポーツ マクラーレン720S GT3 小泉洋史/澤圭太

18 GT3 Silver

EBMギガ・レーシング ポルシェ911 GT3 R T.サティエンティラクル/K.クシリ

19 GT3 Am JC B-Maxエンジニアリング ランボルギーニ・ウラカンGT3エボ 濱口弘/大蔵峰樹

22 GT3 Silver

アウディスポーツ・アジア・チームXワークス アウディR8 LMSエボII M.リー/S.ステュービック

27 GT3 Silver

ヨギボー・レーシング フェラーリ488 GT3 横溝直輝/藤波清斗

30 GT3 Pro-Am JC ポルシェセンター岡崎 ポルシェ911 GT3 R 永井宏明/上村優太

47 GT3 Pro-Am JC Dステーション・レーシング アストンマーティン・バンテージAMR GT3 星野敏/藤井誠暢

51 GT3 Am

AMACモータースポーツ ポルシェ911 GT3 R A.マクファーソン/W.ベン・ポーター

60 GT3 Pro-Am JC LMコルサ フェラーリ488 GT3 中西慧/脇阪薫一

91 GT3 Pro-Am

エルフ・バー・レーシング・チームXワークス アウディR8 LMSエボII D.プン/S.トン

99 GT3 Pro-Am

トリプルエイトJMR メルセデスAMG GT3 H.H.プリンス・アブドゥル・ラーマン・イブラヒム/N.フォスター

777 GT3 Pro-Am JC カーガイ・レーシング フェラーリ488 GT3 木村武史/ケイ・コッツォリーノ

888 GT3 Pro-Am

トリプルエイトJMR メルセデスAMG GT3 H.H.プリンス・アブ・バーカー・イブラヒム/J.ジャファー

4 GT4 Am JC コメット・レーシング メルセデスAMG GT4 藤井正明/坂井一裕

12 GT4 Silver-Am JC 恒志堂レーシング トヨタGRスープラGT4 佐藤元春/平中克幸

14 GT4 Silver-Am

GTOレーシングチーム メルセデスAMG GT4 B.リー/安岡秀徒

17 GT4 Silver-Am JC クレフモータースポーツ マクラーレン570S GT4 YUKO/井上雅貴

33 GT4 Silver-Am JC チームGMB メルセデスAMG GT4 羽田野宏明/細川慎弥

55 GT4 Silver-Am JC チーム・スカラ メルセデスAMG GT4 田代淳/谷川達也

71 GT4 Am JC アキランド・レーシング トヨタGRスープラGT4 大山正芳/植田正幸

3 TC INV Am JC チーム・スタディ BMW M2 CSレーシング 木下隆之/砂子塾長

© 株式会社三栄