暑くてクマったら… 秦野の「クールシェルター」にPRキャラ登場

ゆるキャラを手がけた市高齢介護課の井上祐理さん=秦野市役所

 神奈川県秦野市は熱中症対策の一環で、市内の公共施設や商店街などの店舗を一時休憩場所として利用できる「クールシェルター」を9月末まで行っている。ことしは公式キャラクターも登場し、さらなる周知と認知度向上を目指している。

 2012年から実施している取り組みで、共通ポスターが掲示された場所で、暑さや日差しから身を守りながら休憩できる。

 ことしは「クールシェルター」の公式ゆるキャラ「ピー夏」と「サクーラー」が初登場。シロクマとペンギンを合体させた独自のモチーフで、市高齢介護課の井上祐理さんが考案した。2体は名産品の落花生や八重桜を身に着け、ポスターでは「暑くてクマったら(困ったら)ここにクール(来る)」と得意の“寒い”ダジャレで呼びかけている。

 本年度も市役所各庁舎や公民館(全11館)、駅前連絡所、メタックス体育館はだの(総合体育館)などの公共施設をはじめ、市内14郵便局、市商店会連合会、同薬剤師会の加盟店舗などが協力。コンビニや金融機関なども新たに加わり、過去最多の558カ所(1日現在)で利用できる。実施店舗の一部は市ホームページで公開している。

 井上さんは「新たに誕生したゆるキャラを愛してもらいつつ、熱中症になる前に積極的に利用してもらえたら」と話した。

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