カポエイラップ 県連日本祭り初日に登場=日本ブラジル融合のダンス音楽を披露

代表作「Baile de Tokyo」

 日本とブラジルの音楽をミックスしたダンス楽曲を多数発表する日本人ミュージシャン・MC Tomohiko a.k.a.レイ・カポエイラップさん(以下、レイさんと略)=東京在住=が編集部を訪れ、15日の県連日本祭りでステージに立つことや、ブラジルとの関係や音楽活動について語った。
 レイさんは、2003年にカポエイラを習い始め、その時に知り合った日系人が住むリオ州イタグァイ市でさらに研鑽を積んだ。その中で、ブラジルの音楽や料理が好きになった。以前から音楽作りが好きで、06年からは自主製作の音楽ビデオの制作をはじめた。
 08年からの5年間は、東京の日系旅行社ウニベルツールに勤めるなどブラジルに縁のある生活を送り、現在までに7回も渡伯し、各1カ月程度滞在した。今年1月にも来伯し、新曲の動画撮影などをした。
 「日本とファンキをミックスして、独特のダンス音楽を作っている。日本人向けだが、ブラジル人と一緒に作り、文化の融合をやっていきたい」と語る。
 今年1月には群馬県大泉町をテーマにした楽曲「Oi!Zum Zum OIZUMI-世界がぎゅ~っとおおいずみ-(feat.CoCoRo学園ゆーち&大泉町観光協会)」を発表した。《東京から電車で行ける外国》大泉町には、ブラジルはもちろん、ペルー、ボリビア、コロンビア、パラグアイ、ベトナム、フィリピン、トルコ、ネパール、イランなどのお店がぎゅっと詰まっている。その魅力を伝える動画となっている。
 レイさんの動画はユーチューブチャンネル「REI CAPOEIRAP  俺のブラジリアン」(https://www.youtube.com/channel/UCh3W-4zsz_zsz-cgYeZ1bPA)から観られる。
 同チャンネルでは、大泉町の伯国人スーパーやシュラスカリアを紹介する動画に加え、代表作である「Baile de Tokyo」「TANKOBUSHI FUNK 炭坑節ファンキ」などの音楽動画も。
 今週末に開催される県連日本祭りでは、初日金曜日(15日)午後1時半から30分間、ステージに立つ予定。ダンサー6人と共に新曲『Bum Bum Bom Bom』を含め7曲を披露するという。
 「初めて日系社会の皆さんに披露します。ぜひ見に来てください。ステージに加えて、会場の日本海外協会のブースにもいる予定なので、より多くの方々とお話できることを楽しみにしています」と呼びかけた。
 新曲は11日に配信リリース(https://linkco.re/VVarV4Ce)された。ミュージックビデオもKondZilla(コンドジラ)YouTubeチャンネルにて公開する。

 

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