ボッタス「最終周にフェルナンドがギャップを詰めてきて、最後の最後で抜かれた」:アルファロメオ F1第11戦決勝

 2022年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースが行われ、アルファロメオのバルテリ・ボッタスは11位、周冠宇は14位でレースを終えた。

■アルファロメオF1チーム・オーレン
バルテリ・ボッタス 決勝=11位

2022年F1第11戦オーストリアGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 今日はポイント獲得を期待していたし、それが目標だった。それだけにトップ10にあと一歩及ばずにフィニッシュすることになって、ちょっと落胆している。最終ラップにフェルナンド(・アロンソ)が急激にギャップを詰めてきて、最後の最後で抜かれてしまったんだ。彼はフレッシュなタイヤを履いていたからね。それを別とすれば、戦略面も含めていいレースができたと思う。スタートした場所を考えれば、できることはすべてやったと感じている。ただ、ペースがほんの少し足りず、特にコーナーでのスピードがいまひとつだった。

 少なくとも、ピットレーンからスタートして、ここまで上がってくることができたのだから、そこはポジティブな点だ。他のチームも着実に良くなっているから、僕らも進歩を続けないといけない。ポール・リカールは、もう少し僕らに向いているんじゃないかと予想している。けれども、日曜に訪れるチャンスを最大限に活かすには、今回よりも予選で上位につける必要があるだろう。

■アルファロメオF1チーム・オーレン
周冠宇 決勝=14位

2022年F1第11戦オーストリアGP 周冠宇(アルファロメオ)

 この週末、僕らのクルマにはもっとポテンシャルがあると感じていたので、今日の結果には満足できない。土曜にはとても好調に思えたのに、今日はレース序盤に集団の中で時間を費やしてしまい、その後はハードタイヤがうまく使えずに苦しんだ。ミディアムに履き替えてからはずっと楽になり、競争力もあったと思う。けれども、その時点ではもうポイント圏内まで挽回するには遅すぎた。

 土曜のスプリントや今日の最終スティントで示したペースは、今後も維持していくべきポジティブな部分であり、走行距離を重ねるにつれて僕の経験値も上がっている。何度か楽しいバトルがあって、白熱した接近戦をエンジョイしたけど、今週末はもっといい結果を望んでいた。

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