ナショナルズ・ソトがHRダービー出場へ 昨年は大谷翔平を撃破

日本時間7月12日、ピート・アロンソ(メッツ)とロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)のホームラン・ダービー出場が発表され、アルバート・プホルス(カージナルス)も出場の意向を固めたことが報じられているが、もう1人、注目のスラッガーがラインナップに加わった。ドミニカ共和国出身のヘクター・ゴメス記者が伝えたところによると、フアン・ソト(ナショナルズ)もホームラン・ダービーに出場する予定だという。昨年の1回戦で大谷翔平(エンゼルス)を撃破した若き天才打者が今年もホームラン・ダービーに挑戦する。

クアーズ・フィールドで行われた昨年のホームラン・ダービーでのソトと大谷の激闘は記憶に新しいところだ。制限時間内に22本で並び、タイブレークに突入。タイブレーク終了時点でも28本で並んだため、3スイング制のサドンデスに突入した。先攻のソトが3スイングすべて本塁打したのに対し、大谷は最初のスイングで本塁打を打つことができず、敗退が決定。1回戦を突破したソトはその後、準決勝で王者アロンソに敗れた。今年のホームラン・ダービーは日本時間7月19日にドジャー・スタジアムで行われるが、ソトは準決勝で敗退した昨年以上の結果を目指していることだろう。

今季のソトは日本時間6月26日の試合が終了した時点で打率.215、14本塁打、31打点、OPS.796となかなか調子が上がらず苦しんでいたが、それ以降の14試合では打率.425、3本塁打、6打点、OPS1.314と猛打爆発。ホームラン・ダービーやオールスター・ゲームに照準を合わせるかのように調子を上げ、シーズン通算の成績も打率.243、17本塁打、37打点、OPS.870まで浮上してきた。8割台後半のOPSを記録しながらも「不調」と言われるのはソトの打撃技術に対する評価の高さを裏付けるものと言えるかもしれない。

これでホームラン・ダービーの出場者8枠のうち、アロンソ、アクーニャJr.、プホルス、ソトで4枠が確定。残り4枠に誰が名乗りを上げるのか注目が集まりそうだ。

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