米環境保護庁(EPA)が有機フッ素化合物(PFAS)に関する摂取基準を厳格化した件で、同庁が厳格化の根拠として子どもの破傷風・ジフテリアワクチン接種効果への影響を挙げていた。7日の県議会米軍基地関係特別委員会で、米須修身配水管理課長が仲村未央氏(立憲おきなわ)に答えた。
EPAは6月、飲料水で生涯接種し続けてよいとする濃度「生涯健康勧告値」について、PFOS(ピーフォス)を1リットルにつき0.02ナノグラム以下、PFOA(ピーフォア)を同0.004ナノグラム以下とした。日本の基準は合算で50ナノグラム。
県側の答弁によると、EPAはPFOS代替となるPFBSは2千ナノグラム、PFOA代替のGenXについては10ナノグラムを健康勧告値として定めた。
(塚崎昇平)