世界陸上で活躍誓う 佐藤(那須環境)が知事訪問

福田知事(右)から激励金を受け取る佐藤=県庁

 陸上の世界選手権(15~24日、米オレゴン州)で男子400メートルと1600メートルリレーに出場する佐藤風雅(さとうふうが)(那須環境技術センター)が11日、県庁を訪問し福田富一(ふくだとみかず)知事に大会への意気込みなどを語った。

 茨城県出身の佐藤は作新学院大進学後は県内を拠点に活動する。現在は那須環境技術センターに勤める傍ら、作新学院高などで練習を積んで実力を伸ばしてきた。6月の日本選手権400メートルでは初優勝を飾るなど実績を積み上げて世界選手権への出場権を勝ち取った。

 この日は、佐藤を含めた関係者5人が訪問した。佐藤は「400メートルで日本人2人目となる44秒台を出したい。良い結果を出して国体への弾みになれば」と抱負を語り、急速な成長を遂げた要因を「反骨心が社会人になって鍛えられた。(環境の恵まれた)トップ選手に対し下克上してやろうと思って練習してきた」と話した。

 福田知事は「日本代表の一員として世界舞台に立つのは県民の誇り。優勝と自己ベスト、両方を達成できるよう応援している」とエール。「お守りも兼ねています」と激励金を手渡した。

福田知事(左)へ世界選手権への意気込みを語る佐藤=県庁

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