プロレスリングWAVEより、Regina第17代王者の野崎渚がプロレスTODAY編集部に来社。
7.17後楽園ホール大会で、鈴季すずとの「CATCH THE WAVE 2022」決勝戦を控えている野崎渚。
予選・決勝リーグの振り返りや、現在の鈴木すずをどのように捉えているかを語った。
また、本日はスペシャルゲストとして『天の声』さんが登場。
動画を見れば誰か分かる?WAVEのことを知り尽くした天の声さんと一緒に<プロレスTODAY増刊号>お届けします。
▼インタビュー前編はコチラからご覧ください。
※後編はこちらから 【野崎渚インタビュー】(後編)女子プロオールスター後楽園ホール還暦祭でのメイン登場、映画初主演デビュー、ノッてる王者が現在を語る<プロレスTODAY増刊号>
『CATCH THE WAVE 2022~決勝戦~』
日時:7月17日(日)10:30開場・11:30開始
会場:後楽園ホール
■CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜(時間無制限1本勝負)
<王者> 野崎渚 vs 鈴季すず<挑戦者>
※第17代王者5度目の防衛戦。
※野崎の提案によりRegina のベルトもかけられる。
なお、Regina di waveは通常30分1本勝負で行われるが、今回は試合時間のみCATCH THE WAVEの時間無制限一本勝負として行われる。
①CATCH THE WAVEのブロック、決勝リーグを振り返って
――7.17後楽園ホールでCATCH THE WAVE 2022決勝戦が行われるわけですが、ここまでくるのに長かったかと思いますが、まずは決勝進出されましたね。
野崎「長かったですね。やはりチャンピオンとして負けれないし、決勝にいないといけないと思っていたので無事に決勝に上がれてひとまず安心です。」
――今回は、蹴撃(しゅうげき)ブロック、豪腕ブロック、ハードコアブロック、コミカルブロック、Futureブロックの5ブロックがあり、蹴撃ブロックで立ち上がってきたわけですが、今回のCATCH THE WAVEを振り返ってみていかがでしょうか。
野崎「蹴撃ブロックはとにかく“蹴り”というブロックだったんですけど、初戦の清水ひかりは過去に2度シングルをやっていたのにあまり印象がなかったんですね。むしろ悪い方というか・・、でも今回、今までの清水なんだったんだと思うくらい立ち向かって押されるところもあったくらいで。めちゃくちゃ変わって成長を見せつけられたというのがとても印象に残ってますね。」
――それは試合をやっている瞬間から感じるものなんですか?
野崎「感じますね。特に清水は私の中でマイナスが大きかったので、すごい感じました。」
――それ以外はいかがでした?
野崎「それ以外だと、同じブロックに同期の中森華子がいたので絶対負けたくないと思いながら、まさか負けて。チャンス巡って決定戦でもう1度戦うことが出来て、そこでは勝てたんですけど、結局1対1で終わってる。同期ってそういうの本当多いなって思っているので、まだまだ私たちこれからだなっていうのを感じましたね。」
――やはり同期同士だから愛憎うづめくというか、信頼感も含めできる試合があるんですかね。
野崎「それはあると思いますね。同じキャリアで若手の時同じ気持ちになって、かつ試合になったら負けたくないというのが15年間あるので、そりゃ・・・すごい試合になりますよね(笑)」
――そして決勝リーグでもいろいろあったと思いますが、世羅りさ選手との試合はいかがでしたでしょうか。
野崎「世羅戦のときは、お客さんが声出してOKだったんですよ。なので、もちろん彼女との試合は熱くなるだろうと思ってたんですけど。お客さんの歓声も相まって、すごいヒートアップしましたね。」
――お二人とも試合終わった後ヘロヘロですしたもんね。世羅選手には一敗を期してしまいましたが、米山選手にはフォルダブルで勝利されましたね。
野崎「決勝リーグが3連戦で、初戦の世羅選手に負けてしまったことで引きずりそうだったんですよね、メンタル的に。なので引きずらないようにするために、わたしは何ができるだろう何が必要だっただろうと考えたんですよね。で、そうだわたしには絞り技があるじゃないかと。最近蹴り技が多かったので、隙あらば締めていこうと(笑)。なので米山さんとの試合は両足両腕ロックして締め上げてやりましたね。」
――そしてSAKI選手、こちらはいかがでしたでしょうか?お二人ともずっと蹴り合ってる試合でしたよね。
野崎「SAKIちゃんとは、そういう試合が多いかもしれないですね。」
――お互いの得意とする技がかぶってるからでしょうか?
野崎「かぶってるというか・・・、なにが一番かぶっているかっていうと、ちょっとヤンキー感というか。自分で言うのあれですけど。なのでお互い試合になるとオラつくというか、そこが一番蹴り合いにつながるんだと思いますね(笑)」
――それが、試合を重ねるたびに強くなっている気がします。
野崎「そうなんですよね。前回の試合で、このままだとわたし負けるなって思いました。SAKIちゃん、戦うたびにどんどん強くなってきてるんですよ。だからやっていて楽しいし、わたしも強くならないと、と思います。」
――では、天の声さんにも聞いてみましょうか?天の声さ~ん、野崎選手の決勝進出はいかがでしょうか。
天の声「いかが・・・。いや、決勝に残ってもらわんと困るし。Reginaってこともあるけど、決勝が他団体っていうのはちょっと恥ずかしいですよね。」
――これは、本気のコメントでしたね(笑)
②優勝決定戦でなぜベルトをかけようと思ったのか?
――優勝決定戦では、鈴季すず選手が勝ち上がってきて対戦します。ここにReginaのベルトをかけて戦うことを宣言しましたが、なぜかけようと思ったのでしょうか。
野崎「いやもうほんと、勢いですね。名古屋最終戦で、わたしとすずが決勝戦決まって大会を締め、そして記念写真を撮るという段階で思ったんですよね。ベルトを見て、すずとだったら波女(CATCH THE WAVEの優勝)だけでなくReginaかけてみても面白いだろうなって思ったんですよ。他の人だったら思わなかった気がするんですよね、すずだからこそですね。お客さんの退場のアナウンスもしてたんですけど、止めて(笑)」
――退場するというタイミングで(アイディアが)おりてきちゃったんですね。それくらい今のすず選手に輝きを感じたと。
野崎「そうですね。勢いとか面白さとか。今、『すずがすごい』がいろんなところから聞こえてくるんですよね。だからどうせだったら同じリングに初めて立つので、簡単に終わらせたくないぞと。」
――じゃあ、この件について天の声さんにも伺いたいのですが、当日びっくりしましたよね?
天の声「びっくりしましたよ、こいつなに言うとんねんって。」
――ですよね。まさかそんな大事なタイトルをそこでかけるなんて。
天の声「しかもそのとき、社長(桜花由美)と会長(GAMI)がリングを挟んで対面に座ってたんですけど、わたしが『えー!』ってなってる間に社長が(大きく手で丸を作って)『OK!』って言ってましたね。」
――社長もノリがいい!でも、これでより注目度が上がりましたね。ちなみに対戦するすず選手の印象はいかがでしょうか?
③鈴季すず選手の印象、対戦への意気込み
野崎「いやもう“デスマッチ”。一番に思い浮かぶのはそこかなと思いますね。わたしはやったことないので、よくやるなと。でもデスマッチだけがすごいから勝ち上がってきたわけじゃない、プロレスがしっかり出来る実力のある子だから勝ち上がってきている。その2つを兼ね備えている子ということで、わたしもすごく楽しみになっています。考えれば考えるほど、すずってすげえなって思います。」
――しかもまだ10代ですもんね。
野崎「そうなんですよ、まだ19歳ですもんね。」
――あの年齢で誰にでも立ち向かっていくってすごいですよね。すず選手の試合などは見られていたんですか?
野崎「決勝リーグからですね、意識して見たのは。予選は誰が上がってくるのか分からないので、まんべんなく見てたんですけど。意識して見出したら、いろんな技が出てくるし、エルボーが強烈だなって。これ受けるのかぁ・・って(笑)」
――鈴季選手の印象については、天の声さんにも聞いてみましょうか。天の声さ~ん、鈴季選手はいかがですか~?
天の声「鈴季すずですか、すごいですね。まずわたしはTシャツが気に入りましたね。」
――あれ?そういえば、隣で写真写っていたとかいないとか・・・
天の声「仲良し。2人は仲良し。」
――でも、肩入れはしないでくださいね?
天の声「肩入れ?しないしない!どちらかというとReginaに肩入れします。」
野崎「じゃないと困りますよ!」
――そして、この決勝が終わったらどうしたいとかありますか?
野崎「願うのであれば、今年の目標は(持っている)ベルトを増やすってことだったので。年頭に、ディアナのベルトは取って2本になったんですけど、もう今は1本しか残ってないので。改めてベルトを増やすという目標にシフトチェンジしていけたらなと。で、今回波女取ったら、WAVEのグランドスラムだと思ってたんですけど、1つだけ取ってないものがあったんですよね。それをどうにか開催してもらおうと思います。」
――では、それを開催してもらってそこで勝つと。
野崎「シングルは全て取ったんですけど、うちにはタッグの『DUAL SHOCK WAVE』というタッグのトーナメントもあるので・・・」
天の声「(小声で)トーナメントじゃないよ。リーグ戦だったり、開催年によって変わってるんだよ・・・。」
野崎「あ、そうなんですね。わたしトーナメントのときの1回しか出たことなくて。もちろん優勝もできなかったので、それを取って完全制覇・グランドスラムを達成したいですね。そして今年1年を野崎渚の年にして、女子プロレス大賞取れたらいいなって思います。」
④大会に向けて一言
――最後に、7.17後楽園ホール大会に向けて視聴者の皆さんにコメントをお願いします。
野崎「7.17後楽園ホール大会で、鈴季すずと波女、Reginaをかけて正真正銘の初対決をします。今までどうしても取れなかった波女、2022年のCATCH THE WAVEは優勝して波女になります。そしてその姿を必ず見に来ること!これは正式決定だ、今野崎様が決めた、決定~!!」
インタビュアー:山口義徳(プロレスTODAY総監督)
▼インタビュー前編はコチラからご覧ください。
※後編はこちらから 【野崎渚インタビュー】(後編)女子プロオールスター後楽園ホール還暦祭でのメイン登場、映画初主演デビュー、ノッてる王者が現在を語る<プロレスTODAY増刊号>
『CATCH THE WAVE 2022~決勝戦~』
日時:7月17日(日)10:30開場・11:30開始
会場:後楽園ホール
<発表対戦カード>
■CATCH THE WAVE 2022決勝戦〜Regina di WAVE〜WAVE認定シングル選手権試合〜(時間無制限1本勝負)
<王者> 野崎渚
vs
<挑戦者> 鈴季すず
※第17代王者5度目の防衛戦。
※野崎の提案によりRegina のベルトもかけられる。
なお、Regina di waveは通常30分1本勝負で行われるが、今回は試合時間のみCATCH THE WAVEの時間無制限一本勝負として行われる。
■Emotional wave(20分1本勝負)
狐伯 & 世羅りさ
vs
志田光 & 川畑梨瑚
■Pride wave〜コミカルvs剛腕〜Yesterday’s enemies could be today’s friends(時間無制限勝負)
宮崎有妃 & 旧姓・広田さくら & 米山香織 & 松本都
vs
優宇 & 高瀬みゆき & 青木いつ希 & 笹村あやめ
※ルールは後日発表。宮崎の復帰は13日の診断結果で決定します。
■スクランブルwave(20分1本勝負)
中森華子 & 大空ちえ
vs
SAKI & 清水ひかり