いすゞら5社、大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究開始

いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)、株式会社デンソー(以下、デンソー)、トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)、日野自動車株式会社(以下、日野)、Commercial Japan Partnership Technologies株式会社(以下、CJPT)の5社は、大型商用車向け水素エンジンの企画・基礎研究を開始した。7月8日付のプレスリリースで明かしている。

カーボンニュートラルへの道のりにおいて、各国のエネルギー事情の違いやユーザーの使い道の多様化により、ユーザーが求める車両のパワートレーンは、HEVやBEV、FCEVなどさまざまだ。水素エンジンもその選択肢の一つとなっている。

2021年5月からは、水素エンジンカローラがスーパー耐久シリーズに参戦している。そして、水素エンジン技術が進化するとともに、水素を「つくる」「はこぶ」「つかう」仲間の輪が広がるなど、水素社会実現に向けた取り組みがさらに加速している。

トヨタ、水素エンジン搭載車両を5月の24時間耐久レースに投入

トヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は4月22日、カーボンニュートラルなモビリティ社会実現に向けて、水素エンジンの技術開発に取り組むと発表した。カローラスポーツをベースとした競技車両に水素エンジンを搭載し、5月21日から23日に行われるスーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankoo...

また、「大型商用車による運送・物流」領域におけるCO

削減も、カーボンニュートラル社会実現に向けて、志を同じくする仲間とともに取り組むべき社会課題の一つだ。

いすゞ、デンソー、トヨタ、日野、CJPTの5社は、水素エンジンがこの課題へのソリューションの一つであると考え、これまで各社が積み重ねてきた技術やノウハウを活用する。そして、大型商用車における水素エンジンの可能性を検討していくという。なお、5社は、今後もカーボンニュートラルの実現に向けた選択肢を広げることで、より良い社会づくりに貢献していくと述べている。

(出典:いすゞ Webサイトより)

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