「武器がないと…」ウクライナの学生とオンライン交流 "平和のメッセージ"作る広島の中学生 生の声を聞いて…

8月に向け「平和のメッセージ」を考えている広島市の中学生たちが、ロシアの侵攻を受けているウクライナの学生とオンライン交流しました。戦争が身近にある学生たちから聞いた話とは…。

この日集まったおよそ40人の中学生たち…。

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ことしの8月5日、6日に広島にくる各国の駐日大使や海外の人たちに英語で「平和のメッセージ」を伝えるための名「伝えるHiroshimaプロジェクト」に参加しています。

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40人は、応募のあった1153人の中から選ばれていて、これまでに被爆体験伝承者の原紺充さんから話を聞いたほか、平和公園で海外からきた人に声をかけて広島に来た理由を質問するなど研修を重ねてきました。

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この日は、広島文化学園大学で戦時下での教育について研究している伊藤駿さんから、ロシアの侵攻を受けているウクライナの状況について話を聞きました。

広島文化学園大学学芸学部 伊藤駿さん
「家があったんです。家があって、そこに爆弾が飛んできて家の窓全部われちゃった。すんごい寒い、マイナス5度です。そんな状況」

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この後、ウクライナの学生10人とオンラインで交流しました。

ウクライナの学生 ホミッチ・スヴィトラナさん
「2月24日朝起きてお母さんが泣いている顔を見て、すごくショックだった、すごく心配した。ニュースやテレビ見て戦争が始まったことがわかった。その時の気持ち言葉で説明しにくいけど、とても怖かった」

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広島の中学生たちからの「どのような状態が平和だと思うか」などといった質問に対し、ウクライナの学生は「武器がないと平和にはならない」「戦争に勝つことができれば平和になれる」などと答えていました。

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参加した中学生
「自分たちの考え方とウクライナの人たちの考え方って少し違いがあって…。外国の方々の思いにもあった客観的なメッセージ伝えていけたら」

今後は広島にいる留学生との交流で意見を交わし、「平和のメッセージ」を完成させる予定です。

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