岡山市長「コロナ第7波入った」 社会経済活動は制限せず

岡山市役所

 岡山市の大森雅夫市長は12日の記者会見で、市内で新型コロナウイルス感染者が増加傾向にあるとして「流行の第7波に入った」との認識を示した。重症化する人が少なく、病床が逼迫(ひっぱく)していないことを踏まえ「社会経済活動を制限する考えはない」と述べた。

 市内の直近1週間(6~12日)の新規感染者は1436人で、前週の約2倍に増えた。感染が広がりやすいとされるオミクロン株の新たな派生型「BA・5」への置き換わりなどが要因とみられる。一方、5日時点で県内の病床使用率は9.7%、重症者はいない。

 市長は保健所や受診相談センターの体制を強化するとした上で、市民に「基本的な感染対策と積極的なワクチン接種をお願いしたい」と呼び掛けた。

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