尾道市で導入された連絡アプリ。そのアプリが教育現場に変化をもたらしています。
欠席や遅刻の連絡など朝の小学校で鳴り続けていた電話。
保護者
「1回2回でつながらない場合があるのでやっぱり3回、4回、5回とかけなおして連絡がつながるまで連絡をしないといけないので。」
保護者だけでなく職員にも負担となっていた中、尾道市の公立学校では朝の光景が変わりました。今年4月に本格導入された連絡アプリ「コドモン」です。
因北小学校 渡辺 住味子 校長
「電話がかかってくるということが少なくなったということで、職員のほうも自分の担当する業務に集中できる。」
保護者
「仕事であるとか子どもを送り出す中で忙しいときにこのアプリを使って学校側との連絡をできるというのが本当にメリット。」
そしてさらに連絡アプリの機能を生かして学校と保護者をつないでいたプリントの削減にも繋がるということです。
尾道市教委教育指導課石本美喜課長
「電子ファイルで送ることで、保護者の方にお手元のスマートフォンで見ていただけることができるようにしております。」
学校便りや授業の連絡などさまざまな連絡がプリントという形で、生徒を通して行われていました。それが電子化したプリントや重要な連絡なども保護者に直接共有できるようになったといいます。
尾道市教委・石本 美喜 課長
「先生が印刷にかける時間が削減できるのではないかと紙媒体を少しずつ減らしていけたらと思っています。」
尾道市では公立保育園から中学校まで、すべての公立教育施設で導入された連絡アプリ。進級しても同じアプリを使用できるため学校のデジタル化がさらに進みそうです。