病床使用率上昇に危機感 宮崎県「医療緊急警報」発令

 新型コロナウイルス再拡大を受け、県は12日に県独自の警報を1段階引き上げ「医療緊急警報」を発令した。背景には夏休みなど人流が増加する時期が迫る中で感染が急増し、病床使用率が上昇していることへの強い危機感がある。一方、これまでの拡大期のような一律の会食制限や県外往来自粛などは求めず、経済活動への強いブレーキを踏まずに感染抑制を図る方針だ。河野知事は同日の会見で「感染急拡大の局面にある緊張感を」と呼びかけた。

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