千代田区長が黙々とごみ収集作業 分別状況を自ら把握

東京・千代田区の区長が7月12日、区内のごみ出しの実態を把握するため、自らごみ収集の作業を行いました。

作業服姿でごみを次々と運んだのは、千代田区の樋口高顕区長です。千代田区は資源のリサイクルのため10年前からプラスチック廃棄物の分別収集などを進めていて、この日はごみ出しや分別の状況を把握するため、区長自らがごみを収集しながら視察して回りました。

樋口区長は半日かけておよそ50カ所のごみ集積所を回って可燃ごみや粗大ごみの収集を行い、分別が不十分なごみが出されている実態を認識していました。黙々とごみ収集を行った樋口区長は「実際に収集させてもらったが、これは缶じゃないか、プラスチックじゃないかというものがあった。まだ分別を進める余地があるだろうと考えている」と語りました。

ごみの資源化をさらに進めるため、千代田区は転入者をはじめとした住民に対し、区内のごみの出し方をしっかりと伝える取り組みを続けていく方針です。

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