東・北日本は、13日（水）午後も大気の状態が不安定で、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある見込み。引き続き、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意・警戒が必要だ。

局地的に激しい雨

　昨夜は埼玉県に『記録的短時間大雨情報』が相次いで発表され、鳩山では6時間雨量が360ミリと、平年の7月のおよそ2倍に相当する記録的な大雨となった。関東甲信は今夜にかけて、雷を伴って激しい雨の降る所があるため、道路の冠水、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要だ。

　東北南部でも、宮城県を中心に雨量が多くなっている。13日（水）午後も局地的に雷を伴った激しい雨が降るため、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。落雷や突風、ひょうによる農作物や農業施設等への被害にも注意が必要となる。

しばらく不安定

　あす14日（木）も不安定な天気が続き、西・東日本で大雨のおそれがある。西日本の日本海側は昼過ぎにかけて、東日本も午後は東海や北陸に発達した雨雲がかかり、局地的に激しい雷雨となる見込み。15日（金）は東北の太平洋側を中心に雨量が多くなり、東・西日本は16日（土）にかけても急な強い雨に注意が必要となる。

　17日（日）は西日本で天気が持ち直す所もあるが、18日（祝・月）は西から天気が下り坂に向かいそうだ。暖気の流れ込みにもよるが、19日（火）は大雨の地域が長く連なる形となり、広範囲に影響が及ぶ可能性がある。なお、この先も西・東日本を中心に、蒸し暑い状態が続く見込み。

（気象予報士・高橋和也）