1996年の発売以降、ロングヒットを続けているスノーピーク『焚火台』。今回はこの『焚火台』の魅力に迫ります!これから『焚火台』の購入を検討している人のために、サイズ展開やオプション品についてもわかりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
25年のロングセラー! 焚き火台の大定番スノーピーク『焚火台』
数々の名作を世に送り出している日本のアウトドアブランド『snowpeak(スノーピーク)』。
名作のひとつと言われるのが、今回ご紹介する『焚火台』です。スノーピークにとっても、キャンプ業界にとっても、この『焚火台』の誕生は衝撃的なものでした。
【『焚火台』が生まれた背景】
直火での焚き火が当然のように行われていた1990年代。焚き火跡による無残な光景や自然への影響を問題視したスノーピーク。
そこで、他社に先駆けて1996年に『焚火台』を開発し、焚き火台を使用した新しい焚き火のスタイルを提唱したのです。
直火を好む焚き火愛好家から批判を受けながらも、スノーピークの思いに共感したキャンパーや、『焚火台』に魅了されたキャンパーによって『焚火台』は広まり、今では焚き火台の使用がマナーとして定着しています。
そんなスノーピークの思いが詰まった『焚火台』。ここからは、25年間愛され続けている理由に迫るべく、魅力をひとつひとつ見ていきましょう!
スノーピーク『焚火台』の5つの魅力! 愛される理由とは?
『焚火台』の魅力は5つあります。
魅力1:逆三角錐の美シルエット
魅力のひとつ目は、なんと言っても、その美しい見た目です。
三角形のパネルがサイドの4面に設置された逆三角錐は、まさにスノーピークの高級でスタイリッシュなイメージそのもの!
直線と曲線が入り交じる脚は、力強さの中に女性的な柔らかさも感じられます。
もちろん、機能的にも優秀です。逆三角錐の独特の形状により薪を焚べた時に空気が入りやすい設計で、サイドパネルには空気孔も備わっており燃焼効率は抜群です!
魅力2:設営のしやすさ
『焚火台』は、収納ケースから取り出して広げるだけの簡単設営!組み立てがいらないので、初心者でもスピーディーに設営できます。
片付けも簡単!パタパタと折り畳んで収納ケースに入れるだけで完了です。
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キャンプの設営&撤収時はやることがいっぱいなので、この簡単さはありがたいですね!
魅力3:頑丈な1.5mmのステンレス!ダッチオーブンもOK
筆者が最も強くお伝えしたいポイントがココ!『焚火台』の頑丈さです。
1000℃前後と言われる焚き火の高温を受け続ける焚き火台は、使っているうちに歪みなどの劣化が見られます。
しかし、スノーピークは長期間使用可能な品質を追求し、1.5mmのステンレスを採用しました。重量が重くなるデメリットはあるものの、ギアを長く愛用したいオートキャンパーにはうってつけの商品と言えます。
とにかくタフなので、ダッチオーブンの使用もOK。焚き火も調理もどんとこいです!
魅力4:ソロからグループまで!豊富なサイズ展開(S/M/L/LL)
サイズはS~LLの4展開。S~Lに加えて、2021年には大人数向けのLLサイズが追加されました。
以下の比較表をご覧いただくと分かる通り、サイズとともに重量や価格も上がります。LLサイズは女性が運ぶのは難しいかも……。
スペックを比較しながら、ご自身に適したサイズをお選びください!
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スノーピークの『焚火台』は長く使えるので、
- これから家族が増えるかも!
- グルキャンをこれからする予定がある
といった長期目線でサイズ選びをしてみるのもおすすめです。
ただし、大きすぎると扱いにくいデメリットもあるので、バランスを見ながら慎重に選んでいきましょう!
焚火台 S [1-2人用]
1〜2人用の『焚火台S』は、ソロキャンパーに人気。ソロ用の焚火台にしては重量級ですが、ギアを長く育てていきたいソロキャンパーには、耐久性に優れたスノーピークがおすすめです!
市販の薪をそのまま置くのは難しいので、薪割りをしながら焚き火を楽しみましょう。
焚火台 M [2-3人用]
2〜3人用の『焚火台M』は、豪快な焚き火を楽しみたいソロキャンパーにも向いています。
程よい重量と大きさ、焚き火のしやすさ、価格などを総合的に考えると、4サイズの中で最もバランスが良く使いやすいサイズと言えます。
焚き火初心者は、まず『焚火台M』からチェックしてみてください!
焚火台 L [3-4人用]
市販の薪がスッポリ収まる大きめサイズの『焚火台L』。家族分の焼き芋も余裕で入れられちゃう大容量です!
オプション品を追加してBBQをするにしても、焼き網サイズが大きいので一度にたくさん焼けます。食べ盛りのお子さんを待たせることなく、思いっきりBBQを楽しめますよ。
焚火台LL
1辺が63.3cmという超ビッグサイズの『焚火台LL』は、グルキャン好きな方や、大きな焚き火を楽しみたい方におすすめ!
家族や友人たちとメラメラ燃え盛る大きな焚き火を囲んでいるのを想像しただけでワクワクしちゃいますね。
焚火台LLサイズのみ収納袋が付いておりません。別で購入する必要がありますのでご注意ください。
魅力5:セット商品やオプション品が豊富
豊富なオプション品の数々も『焚火台』の魅力。オプション品を追加すると、焚き火に加えてBBQや調理の幅が広がります。
また、初心者や買い替えにはセット商品がおすすめです!最低限必要なベースプレートや炭床、収納ケースが揃っているのですぐにキャンプに持っていけますよ。
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セット商品やオプション品についてはこの後詳しく紹介していきます。
この後も引き続きご覧ください!
まず買うならコレ! 焚き火に必要なものが揃っているスターターセット
買い替えや初心者の方は、スターターセットから購入していくのがおすすめ!単品で購入するよりセットの方がお得なので、これから揃えていく方にはうってつけの商品です。
セット内容は以下の通り。
【スターターセット(S/M/L)】
- 焚火台:本体
- 焚火台ベースプレート:焚火台の下に敷くプレート
- 炭床Pro:炭火調理に必須!燃焼効率をアップさせ、炭の熱から焚火台を守る
- 焚火台コンプリート収納ケース:焚火台本体やその他のオプション品を収納できるオシャレなケース
カスタムを楽しめる! 豊富なオプション品もチェック
続いて、オプション品を見ていきます!
炭床Pro (S/M/L)
木炭の位置を底上げし、燃焼効率を高めてくれる『炭床Pro』。熱を均一に保ち、無駄なく燃焼を促します。
素材は鋳鉄を採用しており高温で歪むことはありません。
焚火台ベースプレート(S/M/L)
焚火台から落ちる灰や火の粉を受け止める『焚火台ベースプレート』。焚火台のズレ防止のため、4つの穴が空いています。
熱による地面への悪影響や、火災予防のため、焚火台の下には『焚火台ベースプレート』を敷いてあげましょう!
ベースプレートスタンド(S、L/M)
『焚火台ベースプレート』の下に設置して使用する『ベースプレートスタンド』。
地面から焚火台の距離を遠ざけることで、芝生の熱による焦げを防いだり、土に住む微生物を守る役割があります。
サイズは、『焚火台S』用のSと、『焚火台M、L』用のL/Mサイズの2種類です。
焚火台グリルネットS
『焚火台グリルネットS』は、『焚火台S』専用の焼き調理アイテム。3段階の高さ調節が可能なので、お好みの火加減で焼き調理を楽しめます!
『焚火台M』と『焚火台L』で焼き調理をする場合は、この後ご紹介する『グリルブリッジ』と『焼アミPro』の2つが必要になりますが、『焚火台S』は『焚火台グリルネットS』のみで調理可能です!
グリルブリッジ(M/L)
『焚火台M』と『焚火台L』専用の『グリルブリッジ』は、調理の幅が広がるアイディア商品。
『焼きアミPro.』や『グリルプレート黒皮鉄板』を1枚で使用する他、ハーフサイズを並べると焼き網調理と鉄板調理を一度にできちゃます!
高さは3段階に調節できるため、火加減のコントロールもバッチリです。
焼アミ Pro.(M/L)
ステンレス製の頑丈な焼き網『焼アミPro.』。
一般的な焼き網は、熱によって次第に歪んでしまうものが多いですが、『焼アミPro.』はダッチオーブンも載せられるほどタフなんです!ガシガシと力を入れて洗っても大丈夫。
焼き網は消耗品という概念を覆す、長く使える焼き網をぜひお試しください!
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焼き網にしては、価格が高すぎると思っている人も多いはず……。
でも、購入者の満足度は非常に高く、
「買って良かった!」と感じさせてくれる高品質の焼き網なんです!
焼アミステンレスハーフPro.
半分サイズの焼き網『焼アミステンレスハーフPro.』。
『グリルブリッジL』には、ハーフタイプの鉄板と一緒に並べられるので2種類の調理が可能です。『グリルブリッジM』にはこのまま1枚でOK!
品質は『焼き網Pro.』同様、錆に強く丈夫なステンレス製です。
グリルプレート黒皮鉄板
焼きそばやハンバーグ、お好み焼きなどの鉄板調理には『グリルプレート黒皮鉄板』を使用します。『グリルブリッジL』の上にのっけてセット完了!
焚き火の熱を全面で受け止め、食材の旨味を引き出します。使い込むほどに油馴染みが良くなるのでじっくり育てていきたいですね。
グリルプレートハーフ深型
『グリルプレートハーフ深型』は、少人数用の焼きそばや、転がりやすいウインナーに便利な深型ハーフタイプの鉄板。
『焼アミステンレスハーフPro.』と組み合わせて、焼き網では焼肉、鉄板では焼きそばというように2種類の調理を一度に楽しみましょう!
フローガ L
二次燃焼を楽しむためのギア『フローガL』。
焚火台にセットするだけで、二次燃焼ストーブと同じような美しい焚き火を楽しめます。焚き火好きは要チェックですよ!
ちなみに二次燃焼とは・・・?
焚き火で発生するガスと高温の空気が燃えて、2回燃焼する現象です。通常の焚き火よりも高温になり、筋が現れた美しい炎を楽しめます。
ジカロテーブル
『ジカロテーブル』は、『焚火台』を囲んでセットできるスタイリッシュなテーブル。焚き火と距離を取れるため、お子さんやペット連れのキャンプでの安全確保に役立ちます。
『焚火台』同様、ステンレス製で丈夫で長持ち!テーブルの向きを反転させるとコンパクトサイズに変形し、『ギガパワーLIストーブ剛炎』にも対応。
スノーピークらしい洗練されたデザイン性が認められ、2014年のグッドデザイン賞を受賞しています。
▼こちらの記事で『ジカロテーブル』をレビューしています。気になる方はこちらもご覧ください!
ソロ用の『焚火台SR』もチェック!もちろんオプション品あり
スノーピークから販売されている焚き火台は、これまでご紹介してきた『焚火台』に加えて、ソロサイズの『焚火台SR』という商品もあります。
広げるだけで設営できる『焚火台』に対して、『焚火台SR』は組み立て式。設営は少し手間ですが、ベースプレートが標準装備なのは嬉しいポイントです。
『焚火台』のオプション品である『焼アミステンレスハーフ Pro.』と『グリルプレートハーフ深型』に対応し、焚き火調理も楽しめますよ!
1.8kgの『焚火台S』に対して『焚火台SR』は4.3kgあるので、この重さはデメリットと言えます。
とはいえ、堅牢な造りやデザイン性、調理のしやすさなど購入者から高い評価を得ているようです!
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ソロキャンパーには、『焚火台S』と『焚火台SR』の選択肢があるので悩ましいですね……!
育てていきたいスノーピークの『焚火台』! カスタムを楽しみながら長く使おう
頑丈でスタイリッシュなスノーピークの『焚火台』。これからのキャンプ人生を共に歩んでいく相棒として、長く使える焚き火台が欲しい方には理想的な焚き火台と言えるでしょう。
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