刃物を持った不審者に対応する訓練 宮城・富谷市の商業施設

刃物を持った不審者に対応する訓練が、宮城県富谷市の商業施設で行われました。けがをせずに犯人を逃がさないようにするため、刺股の使い方についても指導を受けました。

訓練はイオンモール富谷のフードコートに不審者が侵入し、従業員を刃物で刺したという想定で行われ、従業員や警備員ら約50人が参加しました。

訓練では、110番通報をして客を避難させた後、刺股を持った警備員が不審者を取り囲み、到着した警察官が男を取り押さえるまでの流れを確認しました。

対応にあたっては犯人に背を向けないこと、正面から様子を見ること、十分に距離を取ること、けが人を想定してAEDの設置場所を確認しておくことが重要だということです。

大和警察署生活安全課林健司課長「警察官が到着するまでの時間、いかにけががなく、犯人を刺激することなく、かつ逃がさないようにするかというのがポイントとなります」

刺股を使う場合は、刺股を犯人の目線に向け刺すような動きをして、複数で囲むのが効果的だということです。

イオンモール富谷藤林琢朗オペレーションマネージャー「実際起きた時、こういった訓練の中から、ここの従業員が自ら動けるようにしていくことが大事だと考えております」

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