標高600メートルで育った甘み 「塩原だいこん」収穫進む 那須塩原【動画】

未明から進められた「高冷地塩原だいこん」の収穫作業=13日午前4時20分、那須塩原市中塩原

 栃木県那須塩原市塩原地区で特産の「高冷地塩原だいこん」の収穫作業が進んでいる。

 高冷地塩原だいこんは標高約600メートルで栽培され、昼夜の寒暖差によって甘いのが特長。13日、日留賀岳の麓にある同市中塩原、農業小山吉信(こやまよしのぶ)さん(70)方では夜明け前の午前3時から作業を開始。家族3人で約千本のダイコンを畑からテンポよく引き抜き、葉を切ってトラックに積み込んだ。その後、作業場で機械と手で丁寧に土を洗い流していた。

 小山さんは「現在は高温と少雨で収量は少ないが、おいしくできている。山に囲まれた環境がおいしさの秘訣(ひけつ)」と話した。同市関谷の物販施設「アグリパル塩原」などで販売されており、収穫は11月ごろまで続く。

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