栃木県と宇都宮市は13日、新たに計704人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。新規感染者数が700人を超えるのは、4月27日以来約2カ月半ぶり。地域別では県西と安足地区で感染者数の伸び率が特に高くなっている。
6月30日~7月13日の2週間に発表された感染者数は3869人。その前の2週間(6月16~29日)と比べて3.3倍増となった。
県西保健所管内の日光・鹿沼両市では同比5.5倍、安足保健所管内の足利・佐野両市では同比4.5倍の感染者が確認された。最も伸び率が低い県北保健所管内でも1.8倍に上る。
6月30日に667人だった自宅療養者(療養先調整中含む)は、13日までに2806人に増加。病床利用率も徐々に上昇し、12日時点で13.9%となった。
13日発表された新規感染者は10歳未満~100歳以上の男女。累計感染者数は9万7799人となった。入院中だった80歳以上の女性1人が12日に死亡し、県内の死者は計281人となった。佐野市内の病院でクラスター(感染者集団)が発生し、職員3人と患者2人の感染が確認された。
入院者100人、宿泊療養者324人、重症者0人。
【13日の市町別感染者数】 宇都宮市241人、足利市60人、小山市、那須塩原市各38人、栃木市36人、鹿沼市34人、日光市、真岡市各33人、下野市32人、佐野市29人、上三川町20人、さくら市、芳賀町各16人、大田原市14人、益子町10人、壬生町、野木町各9人、矢板市、那須町各8人、高根沢町7人、塩谷町、市貝町各2人、那須烏山市1人、県外8人