<新型コロナ>埼玉で5002人感染 川口の小中高15校で学級閉鎖 各地のクラスター拡大、新規発生も

埼玉県庁=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは13日、新型コロナウイルスの感染者を新たに5002人確認したと発表した。前日に比べ一気に倍増。感染者数が5千人を上回るのは2月24日以来、139日ぶりとなった。県によると死亡はなかった。感染者の内訳は県発表が3039人、さいたま市1227人、川口市が377人、川越市132人、越谷市227人。

 これまでに確認された感染者は59万7289人(チャーター便帰国含む)、死者は1667人(13日午後7時現在)。12日夜時点の重症者は2人、感染者の入院は488人、ホテル療養732人、自宅療養1万5953人。退院・療養終了は57万889人。

 県管轄で詳細が判明した感染者は未就学児~100歳以上の男女3039人、うち、みなし陽性者は39人。クラスター(感染者集団)関連では、これまでに感染が確認されていた8施設で新たに合計28人が感染。加えて、新たに児童施設など5施設で63人が感染した。会食で感染が疑われるのは20~70代の男女17人。ワクチンを3回接種していた10~100代の男女950人、2回接種していた未就学児~90代の男女633人が感染した。

 県教育局によると、県立学校12校で教職員2人と児童生徒27人が感染し、学年閉鎖1件と学級閉鎖を20件実施した。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女1227人。千人を超えたのは3月3日以来、約4カ月ぶり。20~80代の9人が中等症と診断された。

 川口市によると、新たな感染は10歳未満~90代の男女377人。保育園では1園で園児1人が感染し当分の間一部休園になった。休園中は4園(全面休園は1)。学級閉鎖は12小学校19学級、2中学2学級、市立高校1学級。

 川越市によると、未就学児を含む10歳未満~100代の男女計132人が新たに感染した。うち1人は、みなし陽性者。また、市内のサービス付き高齢者向け住宅で、クラスターが発生した。内訳は入所者21人、職員7人の計28人で、12日に認定した。

 越谷市によると、新たに感染したのは未就学児を含む10歳未満~90代の男女227人。うち、みなし陽性者は2人。また、市職員4人が新規感染したと発表した。

© 株式会社埼玉新聞社