TOKYO MX（地上波9ch）朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」（毎週月～金曜7:00～）。「フラトピ！」のコーナーでは、“ペットの乗り物ビジネス”についてキャスターの田中陽南が取材しました。
◆至れり尽くせりのキャンピングカー
コロナ禍でのペット需要の高まりもあり、ペットと一緒にお出かけできる乗り物が多様化。そこで今回、田中は最新のペットの乗り物、3つを取材。
まずは、ペットに優しいシェアリングのキャンピングカー。取材したのはカーシェアサービス「Carstay」の営業責任者で、自身も犬を飼い、キャンピングカーのオーナーでもある野瀬勇一郎さん。
その車内は、既存のカーペットの上にもう一枚カーペットを敷き、おしっこや食事など、仮にペットが粗相しても洗いやすいようにしています。そして、シートにもシートカバーがかけられ、匂いや毛の問題にも容易に対処できるよう掃除がしやすい工夫が施されており、爪で傷つけられることもありません。
その車内は、既存のカーペットの上にもう一枚カーペットを敷き、おしっこや食事など、仮にペットが粗相しても洗いやすいようにしています。そして、シートにもシートカバーがかけられ、匂いや毛の問題にも容易に対処できるよう掃除がしやすい工夫が施されており、爪で傷つけられることもありません。
野瀬さん曰く、とにかく予防が重要だそうで、それを意識した仕様に。現在はキャンピングカーに限らず、こうしたペットに優しいカーシェアの需要が高まっており、実際、これまではペット目的の利用者が2割弱程度だったところ、3～4割に増加。さらには、需要だけでなくペットOKの車の供給数も、コロナ前に比べ2倍以上になっているそうです。
◆飛行機でもペットと一緒
続いて紹介するのは、福岡県に拠点を置く航空会社「スターフライヤー」が3月27日より開始した、機内にペットを同伴して搭乗できるサービス「FLY WITH PET！」。
飛行機は通常、ペットは荷物として預けなければなりませんが、このサービスは一緒に搭乗し、ペットのケージを座席に乗せることが可能。機内ではシートベルトを持ち手に通し、しっかり固定し、さらにはシートにカバーをかけ、毛の付着やアレルギー対策も充実。
これまで海外では同様のサービスがあったそうですが、国内定期便では例がなく、スターフライヤーは国内他社に先駆けサービスを開始。現在は1日4便限定で、ペット用の座席は1便につき1席。そして、乗せられるペットも小型犬や猫のみとなっていますが、今後は徐々に拡大していく予定だそうです。
◆ペットの乗り物に、約1,400万円の支援が！
そして最後は、シートの下にペットを乗せるスペースがある電動バイク「モペット」。
製造元のレストロジック株式会社の早川さんによると、ペットと一緒に歩いて行くにはちょっと遠い公園やドッグラン施設に一緒に行けたらという思いで開発。
事前にクラウドファンディングで資金を募ったところ、当初100万円を目標にしていたものの、最終的には138人の支援で約1,400万円が集まり、その需要の高さをまざまざと感じたとか。なお、この「モペット」は7月から販売予定だそうです。
◆コロナ禍で高まるペット需要
ペットの乗り物に限らず、ペット用品の販売額の推移を見ると、2017年は2,508億円だったところ、2020年は2,776億円。コロナ前と後を比較すると大きく伸びていることがわかります。
株式会社ゲムトレ代表の小幡和輝さんは、「ペットのご飯にお金をかける方も増え、さらにはペットと一緒に泊まれるホテルやグランピング施設なども増えていたり、すごく伸びている」とその市場の拡大を肌で感じている様子。
食文化研究家で株式会社食の会 代表取締役の長内あや愛さんは「密にならない場所に行くとき、今後はペットと一緒に行くことがスタンダードになるんじゃないか」とさらなる発展を予想しつつ、「私も乗ってみたい」と「モペット」に興味を示します。
他方、インスタメディア「NO YOUTH NO JAPAN」代表の能條桃子さんは、「モペット」のクラウドファンディングの結果に驚き、「約1,400万円集まり、138人ということは結構単価が高い。それでも需要がある、1人あたり払える金額もすごい」と感心しつつ、「いいなと思うと同時に、ペットを捨ててしまうなど、（ペット）シェルターの殺処分の問題もあるので、そちらにも回っていくといいなと思う」と期待していました。
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＜番組概要＞
番組名：堀潤モーニングFLAG
放送日時：毎週月～金曜 7:00～8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター：堀潤（ジャーナリスト）、田中陽南（TOKYO MX）
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter：@morning_flag
