ブルージェイズがモントーヨ監督の解任を発表 通算236勝236敗

日本時間7月14日、ブルージェイズはチャーリー・モントーヨ監督の解任を発表した。ブルージェイズの発表によると、ベンチコーチのジョン・シュナイダーが暫定的に監督を務め、傘下AAA級バッファローのケーシー・キャンデル・ベンチコーチが暫定のベンチコーチとしてメジャーに合流するという。4月から3カ月連続で勝ち越したブルージェイズだが、7月に入って12試合で3勝9敗と急失速。2019年から指揮を執ったモントーヨは3年半で通算236勝236敗という成績を残し、監督の座を退くことになった。

ロス・アトキンスGMはモントーヨ解任について「チャーリーとともにチームが機能するようにしていきたかったが、それができなかった。チームの現在地にはとても落胆している。今の成績よりも我々はいいチームだと思っている」とコメント。「最も責任を負う必要があるのは私であり、チャーリー・モントーヨのことを大いにリスペクトしている」とも語り、46勝42敗の地区4位と波に乗れない戦いが続く責任をモントーヨに押し付けるようなことはしなかった。

メジャーリーグ公式サイトでブルージェイズを担当するキーガン・マシソン記者は「シュナイダー暫定監督の仕事はブルージェイズを改革することではなく、素晴らしい才能が揃ったロースターを正しい方向に向かわせることだ」と言う。現在42歳のシュナイダーは2002年ドラフト13巡目指名でブルージェイズに入団し、2008年からはブルージェイズの球団組織で指導者としてのキャリアをスタート。マイナーでの監督経験もあり、現在のメジャーのロースターには当時の教え子も多く、暫定監督としては最適の存在と言えるかもしれない。

シュナイダーは暫定とはいえ監督に就任することについて「長いあいだ、楽しみにしてきたことだ。20年以上在籍してきた球団で監督を務められることに興奮している」とコメント。「チャーリー・モントーヨのことを野球のコーチとして、監督として、そして1人の人間としてリスペクトしている」と語るシュナイダーが波に乗れないブルージェイズを正しい方向へと導くことができるか注目したい。

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