フリオ・ロドリゲスとホセ・ラミレスがHRダービー出場 残り1枠に

日本時間7月14日、フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)とホセ・ラミレス(ガーディアンズ)の2人がホームラン・ダービーに出場することが発表された。すでにピート・アロンソ(メッツ)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、アルバート・プホルス(カージナルス)、フアン・ソト(ナショナルズ)、カイル・シュワーバー(フィリーズ)の出場が決まっており、これで8枠のうち7枠が確定。出場枠は残り1枠となり、大谷翔平(エンゼルス)の2年連続出場の行方が注目される。

アメリカン・リーグ新人王の最有力候補に挙げられているロドリゲスは自身のSNSでホームラン・ダービーへの出場を表明した。最初の5人がナショナル・リーグの選手ばかりだったため、ア・リーグからは出場決定一番乗りということに。ルーキーがホームラン・ダービーに出場するのはロドリゲスが史上14人目。過去には1986年のウォーリー・ジョイナー(ダリル・ストロベリーとの同時優勝)、2017年のアーロン・ジャッジ、2019年のアロンソと3人のルーキーが優勝を果たしており、ロドリゲスは史上4人目となるルーキー王者を目指すことになる。

ア・リーグ最多の68打点をマークしているラミレスは過去にホームラン・ダービーへの招待を断ったことがあったものの、今回は招待を受け入れ、出場することを決断した。リーグ最多の30二塁打を記録しているように、タイプとしては中距離打者だが、身長175センチの小柄な身体から2018年に39本塁打、2021年にも36本塁打を放った実績がある。今季は三振数(36)を上回る四球数(39)を記録するなど、その打撃技術の高さには定評があり、その巧みなバットコントロールからアーチを量産できるか注目が集まりそうだ。

ロドリゲスとラミレスが加わり、史上初の3連覇を目指すアロンソを筆頭に出場8枠のうち7枠が確定した。最後の出場者となるのは大谷なのか、ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)なのか、あるいはまた別の選手なのか。辞退者続出のなかでも豪華なメンバーが揃っており、大盛り上がりのイベントとなることは間違いない。

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