風俗女3人を逮捕…勝手に客のカードを持ち出し、別の風俗店で決済 覚えないカード使用が相次いだ歓楽街

中国人女3人を再逮捕

 埼玉県警国際捜査課、組織犯罪対策課、保安課、大宮署は13日、電子計算機使用詐欺と組織犯罪処罰法(犯罪収益仮装・隠匿)の疑いで、風俗店「豫園」経営者の女(44)=さいたま市大宮区土手町2丁目=と同従業員の中国籍の女計3人を再逮捕した。

 再逮捕容疑は氏名不詳者と共謀し、昨年11月26日、「豫園」で飲食していた男性客のクレジットカードを店外に持ち出し、さいたま市大宮区仲町1丁目の風俗店「ルージュ」で男性が飲食していたかのように装い、2万8600円をカード決済。飲食代金の立て替え金をだまし取るなどした疑い。県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。

 県警は6月13日に女ら5人を風俗店への客引き行為があったとして風営法違反などで逮捕。同23日には「豫園」の客だった東京都東久留米市の男性(53)のカードを盗んだとして、3人を窃盗容疑で再逮捕していた。

 国際捜査課によると、「豫園」などJR大宮駅周辺の歓楽街の複数店舗で料金トラブルや身に覚えのないカード使用の相談があり捜査を進めたところ、今回の事実を特定した。女らは男性のカードを不正使用し、手数料を差し引いた2万6626円の不法な利益を得ていたという。

 県警は他にも関わっている人物がいるとみて、両店舗の関係性などを調べる。

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